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口裂け女にムンクの「叫び」 表情筋エクササイズで若返る!? 

Reライフおすすめ講座「老いない声と表情」その2

更新日:2018年05月22日

 声の持つエネルギーに着目して声年齢を若返らせるのが、声力(こえぢから)ヴォイス・メソッド。その考案者である佐藤慶子さんによる「老いない声と表情」のレッスンは、おなかに力をこめて自分の名前を言うことから始まります。


■ウォーミングアップ・エクササイズ

1)名前

 声を出してご自分の名前を言います。これで声年齢がわかります。

 まず自然に立ちます。すこし体を揺らしてみて安定するところで止めます。おへその下、握り拳一つ分くらい下のところをしっかりと安定させます。正確には「臍下丹田(せいかたんでん)」と呼び、昔から「力のもと。元気の出る源」と言われています。レッスンでは、この丹田を意識して使います。丹田に力をこめて息を吸って、穏やかに長く吐くのが基本です。

 では、その状態でご自分の名前をフルネームで言ってください。自分の声が細くないか、震えていないか、はっきり聴こえるか、などをセルフチェックしましょう。

 次は選挙の立候補者が、自分の名前を覚えてもらえるように名前を連呼するように言ってください。声を張り上げるイメージです。

続いて、鏡を用意して、ほっぺたが緩むようにしながら笑顔で言ってみましょう。

こうして毎日、自分の声と顔の表情をチェックしてください。

2)号令

 号令をかけていただきます。しっかり、腹から声を出しましょう。「イチ」「ニ」「サン」「シ」……「ハチ」……

 ここは広いグラウンドだと思ってください。外だと声が散り、ちょっと聞こえにくい。その中で聞こえるように思いっきり言ってください。ぎゅっとつかむ感じで、ぴしっと。

 声はエネルギーです。よっぽど出し切らない限りは、出せば出すほど出てきます。出す機会がぐっと減ると声が細くなります。

■表情筋エクササイズ

3)口裂け女

 加齢とともに下がってくるのが口角です。昔、口裂け女というのが子どもたちの間ではやりました。マスクをかけた女の人が、「私ってキレイ?」とか言ってマスクをとったら、大きく口が裂けていた、という都市伝説です。その口裂け女になったつもりで、鏡の前で、口が裂けるくらい意識して口角を持ち上げます。

 左右それぞれの人さし指を、それぞれの口角に軽くあてます。

 目尻に向かって、指で口角を引き上げながら、同時に「ニーーィッ」という声を、おなかの底に響くような低い音から、頭のてっぺんに抜けるような高い音へと移行させながら出します。

(c)もと 潤子/『しあわせを呼ぶ声の魔法』 (佐藤慶子著・ヤマハミュージックメディア)より

ほっぺたが上がって目が隠れてしまうぐらい、おかしな顔になるのが正しいやり方です。左右のこめかみから、糸で口角を引っ張り上げるような感じで。声は3~5秒くらい出すのが目安です。

4)ガムをクチャクチャ

(c)もと 潤子/『しあわせを呼ぶ声の魔法』 (佐藤慶子著・ヤマハミュージックメディア)より
 口も使わないと動きが悪くなってしまいます。口の中が知らぬ間に狭くなるのです。声を出すのには顔のいろいろな筋肉を使いますから、きとんとほぐして柔らかくしておきましょう。

 ガムを品なくかむイメージです。口、あご、口の中、舌、ほっぺた、顔中でガムをかんでいるつもりで、クチャクチャに動かしましょう。人前でするのはちょっとお薦めできませんが、とても簡単です。朝起きて口の動きが悪いと思ったら、実行してみてください。

あごの外れやすい人は無理に行う必要はありません。マイペースで行いましょう。

5)梅干しばあさま

 今度は寝て行います。仰向けに寝て手足、カラダ全体を小さく丸めます。うずくまるイメージです。顔もぎゅっと真ん中に寄せてください。すごく酸っぱい梅干しを食べたとき、「ぎゅっ」となるイメージです。同時に「ぎゅっ」と手を握り、目もつむり、次の瞬間「ぱあーっ」と声を出しながら口を大きく開け、同時に手足も「ぱあーっ」と思い切り広げます。目も見開きましょう。縮こまって「ぎゅっ」、開いて「ぱあーっ」です。

6)ムンクの「叫び」

 再び鏡の前に。有名な絵、ムンクの「叫び」の顔をします。恋人には見せられない怖い顔になります。

 腹筋を使いながら、口をすぼめて「うー」と息を吸う。「ほー」と少しだけ息が漏らす。このとき鼻の下を伸ばします。目は驚いたように力を入れてください。

7)しっかり「あ、い、う、え、お」

 顔中を口にして大きな声で、おなかで一音一音切りながら声を出します。目を見開き、ほおを上げながら元気よく行いましょう。

口を開く、あ。

口角を上げる、い。

ひょっとこ口で、う。

口をハーモニカを吹く形にして、え。

鼻下を伸ばし顎(あご)を下げる、おー。

この話は、朝日カルチャーセンター新宿教室で2018年3月7日に開かれたReライフおすすめ講座「老いない声と表情」の採録の第2回です。次回(最終回)は、エクササイズがさらに続きます。

佐藤 慶子(さとう・けいこ) ヴォイス・アーティスト、ヴォーカリスト、作曲家、ピアニスト。桐朋学園音楽大学作曲科卒。独自に開発したヴォイス・メソッド「声力ワークショップ」を各地で開催し、役者や歌手から広く一般までを対象に指導。万葉集の和歌による「オリジナル万葉弾き語りコンサート」をシリーズで開催。「五感の音楽」を提唱し、映像、インスタレーションなどのマルチメディア・アートを国内外で展開。著書「しあわせを呼ぶ声の魔法 あなたを変える31のヴォイス・エクササイズ」(ヤマハミュージックメディア刊)CD「万葉言の葉」、映画「脱皮」のプロデューサー・音楽監督など。MuCuL代表。五感の学校@広尾・五感の学校@スクール主宰。朝日カルチャーセンター新宿教室では毎月第4金曜に「輝く声のレッスン」を開催中。

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