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肉のチカラで毎日いきいき、草野仁さんら登壇 

阪急生活楽校×朝日新聞Reライフ~こころもカラダも元気になろう!~

更新日:2019年03月06日

 アンチエイジング研究の権威である白澤卓二医師、鍛えた体で知られるTVキャスターの草野仁さん、1&Dホールディングス髙橋淳社長が説く「肉食養生訓」。2019年1月5日に阪急うめだホール(大阪市)であったパネルディスカッションの内容を詳しくお届けします。

パネリスト:白澤卓二さん・髙橋淳さん・草野仁さん
進行:上田千華さん

■人間のカラダに必要な栄養素を多く含む肉

―― 草野さんも、かなりの肉好きだと伺っておりますが。
草野 食料事情の厳しい子ども時代、食卓に安い豚を使ったすき焼きがたまに出て大好きでした。大人になり、東京でお店のすき焼きを知り、ますます好きになりました。人間のカラダでは作られない必須アミノ酸をバランス良く持つ肉は、素晴らしい食品です。日本人の平均寿命が伸びた根底を支えているのは、肉食の浸透でしょう。登山家の三浦雄一郎さんと食事をした際も、400 ㌘のステーキを召し上がっていました。
白澤 三浦さんは1日に約800 ㌘を食べられていたようですね。
―― すごいですね。髙橋さんのお店でシニア層のお客様はいかがですか。
髙橋 増えていますね。当店では、年代別に割引料金を設定していますので、シニア層のお客様からも「利用しやすい」と好評を頂いています。さらに、肉だけではなく野菜を使ったメニューも豊富に揃えており、バランスの良い食事ができることも喜ばれています。
白澤 野菜などは腸内環境を整えるためにも重要ですね。
―― 草野さんも大阪の「ワン・カルビ」に行かれたとか。
草野 皆さんの楽しそうな雰囲気に圧倒されました。外食での焼き肉文化は、東京に比べて大阪の方が1歩も2歩も先に進んでいると感じます。
―― お肉はコレステロールや脂質が心配、という方もいらっしゃいますが。
白澤 コレステロールについては2015 年、WHO(世界保健機関)と厚生労働省が今までの摂取基準を撤廃しました。コレステロールは細胞膜の中の必要成分で、そこから各種ビタミンやホルモンが作られます。これが足りないと高齢期の認知機能やアクティビティーが下がると言われています。
―― 草野さんもご著書の中で噛むことを推進しておられますね。
草野 102 歳まで生きた父の教えは「1口で50 回噛め」でした。自分が太ってしまった時、その言葉を思い出し、半年間続けたらそれだけで6㌔減ったのでおどろきました。
白澤 私は30 回を勧めています。そうすると、必然的に1回の食事は30 分以上かかるので、しっかり噛んで食べることを「30 のルール」と言っています。

■食の重要性は家庭教育で代々受け継がれるもの

―― 皆で食事をすることは、カラダにも良いのでしょうか。
白澤 かつては家族で食事するのが当たり前でしたが、核家族化して、一人で食事をする「孤食」が増えました。孤食の人はそうでない人より寿命が短く、死亡率が高いことがわかっています。バランスの良い食材を買って一人分を作るのは大変なので、栄養学的に偏りますし、噛む回数も減り、脳に入る刺激も少なくなる。これからは孤食になった時に救ってあげられる社会システムを作る必要があるでしょう。
草野 うちは子ども2人の4人家族で、食卓でいろんなことを話し合うのが常でした。そのせいか反抗期がなく順調に育ってくれました。
―― 一人暮らしの方でも、お友達などいろんな方と食事をすることでコミュニケーションを図れますね。
白澤 外食産業の役割のひとつは、ソーシャルなコミュニケーションの場を提供していることといえるでしょう。
髙橋 当社の経営理念のひとつに「団らんビジネスで日本を変えよう」という言葉があります。大切な人と一緒に食事を楽しむことで、さらに絆を深めていただきたい。そのための“幸せな団らん”の場を提供することが、外食産業を担う当社の使命だと思っています。“幸せな団らん”を地域に、そして日本中に広げ、笑顔あふれる日本にしたい、そんな壮大なビジョンを私たちは掲げて邁進しています。

■年齢にとらわれず、やりたいことにチャレンジしよう

 ―― では、生きがいについてうかがいます。
草野 「世界ふしぎ発見!」が今年4月から34 年目に入りますが、1回でも多く続けることが、近い目標です。健康を維持し、できる限り長くテレビの仕事に携わっていくことが生きがいですね。
髙橋 当社は国際貢献にも取り組んでおり、これまでにカンボジアに学校を10 校建て、今、ベトナムにも1校建設中です。事業を通じて多くの人の笑顔につなげたいと思っており、こうした仕事のやりがいは、こころの健康に欠かせません。
白澤 私のメンター(仕事や人生の指導者)だった日野原重明先生は100 歳を迎えた時、5年先まで予定を入れていましたし、父は産婦人科医で85 歳で亡くなる3カ月前まで、患者さんを診ていました。だから最期まで患者さんを診るのが、私の使命です。
草野 日本人は自分や周りの年齢に細やかな神経を持つのか、今からでは遅いと年齢をハードルに感じるケースがあります。しかし、年齢に関係なくやりたいことに挑戦し、投げ出さずに続けていくと、自身の新しい可能性が発見できます。ぜひ皆さん、積極的にチャレンジしてください。
白澤 初の富士山登山を三浦雄一郎さんに連れていってもらい、8合目くらいで苦しくなった時、「右足を出し次に左足を出すことだけをやめなければ、気がつけば頂上ですよ」と教えてもらい、本当にそうでした。人生も前進し続ければ、ゴールに到達できると思います。
髙橋 私たちの会社は「健康経営」をうたっていますが、その意味の一つ目はお客様の健康でアクティブな人生を応援すること、二つ目は働く人々の豊かで幸せな生活を支援すること、三つ目は、会社業績を継続的に改善し続けることです。皆さんのご意見をちょうだいしながら、さらにこれを進めていきます。
―― 本日はありがとうございました。

 (しらさわ・たくじ)1982 年、千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。90 年同大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007 年から15 年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。白澤抗加齢医学研究所所長。お茶の水健康長寿クリニック院長。Residence of Hope 館林代表。著書は「100 歳までボケない101 の方法」「老いに克(か)つ」「70 歳からの肉食革命」など300 冊以上。

(くさの・ひとし)スポーツキャスターとしてさまざまなスポーツ番組の実況中継を担当。現在はフリーキャスター。TBS「世界ふしぎ発見!」などで活躍中。著書多数。趣味はゴルフ、野球、剣道(二段)。

(たかはし・じゅん)1961 年東京生まれ。84 年成蹊大学経済学部卒業。同年4月三井物産株式会社に入社し、繊維部門に11 年半在籍する。95 年ダイリキ株式会社に入社。2008 年株式会社ワン・ダイニングの代表取締役社長に就任。16 年2 月ダイリキ株式会社の代表取締役社長を兼任。同年11 月、ホールディングス体制へ移行し、両社を傘下に持つ株式会社1&D ホールディングスの代表取締役社長に就任。

 (企画制作:朝日新聞大阪本社メディアビジネス局)
(協賛:株式会社1&Dホールディングス)




■ イベント概要

概要 「阪急生活楽校」×「朝日新聞Reライフプロジェクト」
こころもカラダも元気になろう!
主催 阪急うめだ本店、朝日新聞Reライフプロジェクト
特別協賛 株式会社 1&D ホールディングス
日時 2019年1月5日(土)
場所 阪急うめだ本店 9階 阪急うめだホール

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