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目安はいくら? 「お墓選び」に気をつけるべき6つのポイント 

なるほどマネー 葬儀・お墓を知る:6

更新日:2017年10月19日

(質問)いまのうちから自分のお墓をどうするか考えたいのですが、墓地にもいろいろなところがあるようです。選ぶ時には、どんな点に注意すればいいですか。

 お墓の種類と供養の仕方はさまざまです。どんなお墓を選ぶかは人それぞれですが、故人を供養し、先祖とのつながりを次世代へ伝えるのが、お墓の大きな意義ではないかと思います。まずは一般的なお墓について説明していきます。

 お墓を買うときの主な費用には、墓地の「永代使用料」と、工事費を含む「墓石代」があります。
 墓地は、お墓として区画された土地の「永代使用権」を取得することになります。その代金が永代使用料で、土地代の高い場所であれば高くなります。土地の所有権は、墓地を管理・運営する側が持ったままです。
 加えて毎年の管理料などがかかります。管理料などを滞納しなければ代々承継できますが、承継者がいない場合は永代使用権が消えてしまい、更地にしてお墓の区画を返還しなければならないことになっています。第三者への譲渡もできないとされています。
 墓石代も、石の種類やデザインなどによって料金は大きく変わります。一般的な墓地のお墓なら、永代使用料と墓石代を合わせて200万~300万円程度を目安として考えておきましょう。

 お墓の形態は主に、公営墓地、民営墓地、寺院墓地に分類されます。
 公営墓地は、宗教が自由で、民営と比べて永代使用料や管理料が安めなのが特徴です。ただ、申し込むに当たって、地元自治体の住民でなければならなかったり、葬儀の喪主など「祭祀(さいし)主宰者」である必要があったりといった条件があります。
 民営墓地も、宗教は自由です。申し込む際の条件が少なく、生前購入ができたりするなど自由度が高いです。ペットと一緒に入れる「ペット共葬型墓地」を用意しているところもあります。一方、駐車場や休憩所、法要に使う施設などを充実させているところが増えており、永代使用料や管理料が比較的高くつくことを知っておきましょう。
 寺院墓地はまず、仏教の信者であることが前提。納骨した後は、墓地を運営するお寺の宗派で供養されることになります。お寺の境内または隣接する墓地に入るもので、通常はそのお寺の檀家(だんか)になることが条件です。
 費用はお寺次第ですが、日々の供養や管理をしてもらえる安心感があります。お寺と距離が近く、法要を本堂で行いやすいことなどもメリットに挙げられます。お寺は格式だけではなく住職の人柄や考え方なども重要です。住職との事前の面談は欠かせないと思います。

 民営墓地や寺院墓地では、墓石を頼むのに、霊園やお寺が指定した石材店しか選べない場合が少なくありません。
 石材店が指定されていることで、墓石の倒壊で修理が必要になったときなどにすぐ対処してもらえるメリットはあります。ただ、石材店とは長いお付き合いになるため、相性が合わないと苦労します。墓地選びと同時に、親切に向き合ってくれる石材店かどうか、足を運んでしっかり確認しておくことが大切です。=全10回

(2016年8月8日付け朝日新聞朝刊「Reライフ」面)

明石久美 ファイナンシャルプランナー。相続・終活セミナー講師。著書に「家族が亡くなる前にやっておくべきこと」など。


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