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「あなたって、変わらなくて素敵ね」と女友達に言われたい! 

きょうもキレイ 石田純子さん講演「おしゃれの魔法~洋服から力をもらおう」

更新日:2020年02月21日

 大人世代を華麗に変身させるスタイリスト・石田純子さんによると、大人世代のおしゃれとは「生きる力をくれるもの」。アドバイスをする際は、あえて本人の要望を聞かず、石田さんが着てほしいものを選ぶのだとか。おしゃれを楽しんでもらうために、今まで選んできた服と違うものにチャレンジしてもらうことが大切だからだという。2月に東京・銀座で開かれたトークショーで語った。

何を着ていいのかわからなくなった大人の迷子に

 「大人になってこの年になると、何を着ていいのかわからない。どうしたらいいでしょう?」。コーディネートに対してのみなさんの悩みは、ほとんど一緒です。

 そんなとき私は、要望はお伺いしますがそれをあまり聞かず、その方に着てほしいものをインスピレーションで一着選びます。着たときの反応をみて、何が気に入っていて、どこが気にいらないかを分析し、次の洋服を選んでいきます。そうやって、ご本人もわからない答えを探していくのです。たくさんお目にかけることで、「私、これが着たいと思っていたんです!」を発見していただくやり方をしています。

 大人世代の方は、50年、60年、70年生きてきて、だいたい好きなものが決まっていますよね? これが好き、これなら安心して着られる、と。その決まっているものを着て、おしゃれに見えるかしら? 実は、物足りないと思っているんじゃないかと。だから、今まで選んできたものをいったん置いといて、違うものにチャレンジしてもらうようにしています。若いときの洋服は、自分をきれいにかっこよくみせるもの。でも、大人世代になって選ぶ洋服は、生きる力をくれるものだと思います。何を着るのかで、その日を元気にしてくれるもの。とても大切なものだと思います。

大人のおしゃれって何?

 「大人のおしゃれはどういうものですか?」とよく聞かれますが、何を着るかも大切だけど、それよりもどう着るかの方が大切です。店頭で飾られている洋服をそのまま着るのは正しいのかもしれないけど、その人らしさがどこにも感じられないものは素敵だと思いません。どうやって私らしく着るのか、コーディネートを考えるが楽しいし、面白い。買ったらいろいろやってください。ボタンを閉めたり、袖を入れたり、折ったり。先入観は捨てて。

 おしゃれをしてどう褒められるのがうれしいのかを考えたとき、しばらく会わなかった友達に、「あなたって、変わらなくて素敵ね」と言われたときではないでしょうか?

 実は、10年、20年、変わらないで素敵にいるためには、自分が変わらないといけないんです。ずっと同じ服を着たり、同じバランスでいたり。そうすると、時代遅れになる。髪形も同じです。時代に合わせるとか、若い人のエネルギーをもらうとか、自分が変わっていかないと、「変わらなくて素敵ね」にはならない。新しいことにチャレンジすることで、変わらないでいられるんです。そんな風に、誰かに褒められる人を目指しておしゃれにチャレンジしてほしいと思います。

読者モデルによる、旬の着こなしファッションショー

 トークショーに続いて、「100人のキレイ」にご登場いただいた方に再びモデルになっていただき、石田さんのコーディネートでランウェーを歩いていただきました。

加能陽子さん「なかなかピンクを着ないけど、明るくて軽い気持ちになりました」(コーディネート)この春のトレンドカラーピンク。ベビーピンクのテーラドのコートに、シャーリングのえりのブラウス、お花のブローチでかわいらしく。

ローズ麻生育子さん「ハードなレザーとシフォン、意外な組み合わせにうきうきしました」
(コーディネート)合皮のブルゾンに、流行のサーモンピンクのボウカラー。ボトムは、ワイドパンツ。甘いブラウスにシャープなブルゾンを合わせた甘辛コーデ。

君塚裕子さん「普段こんな華やかな服を着ないので、女優さんになった気分です」
(コーディネート)華やかなプリントのチュニックブラウス。流行のターコイズブルーの柄と合わせて、パンツもターコイズに。

牛山裕美子さん「自分では選ばないスタイル。帽子は小学生以来です」
(コーディネート)秋から人気のロング丈のプリーツスカート。春らしく光沢と透け感のあるものを。ボトムにボリュームがあるので、ショート丈のブルゾン。プラス帽子。

鈴木宏美さん「普段はフェミニンな感じじゃないのに、合っていると思います」
(コーディネート)一枚で主役になれる、華やかなプリントのブラウス。今はボリューム感があるものが人気なので、それを楽しんで。

服部満生子さん「とてもうれしいです。白を着たかったので、よかったです」
(コーディネート)白いシャツを着たいという要望に応え、カシュクール風の白シャツを。Vゾーンを埋めるようにアクセサリーを飾って迫力ある襟元に。

 最後に、大人のキレイの極意をお伝えします。全身のバランスや自分らしさの取り入れ方など、素敵に見えるセオリーもあるけれど、一番大切なのは、“お肌をきれいにする”こと。お肌に透明感があってきれいだと、きれいな色が着られます。グレイヘアを生かしたコーディネートも映えます! いくつになってもきれいな色が着られるように、今日からお肌のケアをしてくださいね。

(構成・三好由真、写真・イイダマサユキ) 

 この記事は、東京・銀座「GINZA SIX」で202021日に開かれたReライフ読者会議メンバー限定企画「きょうもキレイ」スペシャルトークの内容の第1部を採録したものです。第2部(美容編):小林照子さんが語る「人生100年時代を美しく生きる秘訣」の採録記事はこちら

石田 純子(いしだ・じゅんこ)

 スタイリスト。ファッション誌編集者を経て独立。女性誌のファッションページやテレビなどのスタイリングを手がけ、女優やアナウンサーも数多く担当する。「大人の着こなしバイブル」など著作も多数。一般向けの着こなし講座は人気で、「アクセサリーひとつ変えただけで、雰囲気がガラリと変わった」などと好評。持論は「小物づかいや着こなし方などにその人らしさが感じられることが、本当のおしゃれ」。

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