ReライフTOP特集Reライフフェスティバル

加藤登紀子さん、父から授かった言葉「人生はおもろないと」 

【Reライフフェスティバル2018採録】トーク&ライブ 「花はどこへ行った」

更新日:2018年03月15日

 朝日新聞朝刊Reライフ面で「ひらり一言」を連載中の歌手加藤登紀子さんが、アクティブ世代のための文化祭「朝日新聞ReライフFESTIVAL」でトリを飾りました。「花はどこへ行った」と銘打ったコンサートで、存在感ある歌声と軽妙なトークで聴衆を魅了しました。

 過去1年間、連載で取りあげた言葉のなかで、印象に残った言葉を紹介した。そのうちの一つ、「人生はおもろないといかん!」は、大学生の時、アマチュアのシャンソンコンクールへの出場を勝手に申し込んだ父から授かった言葉だという。

 「人生はおもろないとあかんねん。おまえは、なんや知らんけど難しい学校へ行って、おもろないやん。おもろい人生を送るようには想像でけへん」

 当時、将来について悩んでいた加藤さんは、この言葉に背中を押され、出場したコンクールで優勝。翌1966年には「赤い風船」で日本レコード大賞新人賞に輝く。

 「私の生涯を変えた言葉。いまでも『おもろいかどうか』が私の指針になっている」

 半世紀前の「1968年」に話題を転じ、ベトナム戦争やロバート・ケネディ暗殺など社会の出来事とともに、東大紛争のときジーパンで出席した卒業式や、後に夫となる恋人との初めてのキスの思い出などで会場を沸かせた。ギターの弾き語りでは、代表曲「ひとり寝の子守唄」や、1968年に初めて知って一晩中聴いていたという「悲しき天使」を披露した。

 最後に「花はどこへ行った」の作者で米国のフォーク歌手ピート・シーガーへの思いを語った。「『私たちはみんな根無し草だ』といい、『古くから土の上ではいつくばって歌ってきたような歌が必要だ』と世界中を巡って探した。彼の生き方と私の思いは一致した」と、「加藤登紀子バージョン」を歌い上げた。アンコールの「百万本のバラ」では観客が総立ちで手拍子を送った。

 定年や子育て後の世代を応援する文化祭「朝日新聞ReライフFESTIVAL」(朝日新聞社主催、協賛各社)が2018年3月2日、東京・日本橋のロイヤルパークホテルで開かれました。今年で3回目となるイベントの模様を採録したものです。

Reライフフェスティバルの関連記事

PAGE TOP