ReライフTOP特集Reライフフェスティバル

語り尽くせない船旅の魅力 地球儀の上を散歩する感覚とは 

【Reライフフェスティバル2018採録】干場義雅さんが講演「船旅の世界」

更新日:2018年03月16日

 「ちょい不良(ワル)」の一大ブームを作り、ファッションブランドのプロデュースなど多方面で活動する干場義雅さん。船旅に魅了され、クルーズをテーマにしたラジオ番組の司会まで務めるようになった干場さんが、「美しき船旅の世界」と題した講演(オーシャニアクルーズ協賛)で、船旅の魅力や楽しみ方や、船旅に似合うファッションについて語りました。


船旅はラグジュアリー まるで移動する街

 クルーズにはまったのは9年ほど前。知人の女性に「かっこいいものや上品なものが好きなら、船旅に行ってみなさい」と言われたのがきっかけです。「船旅の世界はラグジュアリーだし、すてきな人たちがたくさんいるから、絶対好きになるわよ」と。当時、独立したばかりで時間だけはあったので地中海へ。行った途端にはまりましたね。船旅の魅力は、非常に快適なところ。ホテルのチェックイン感覚で乗り込んだら、あとは勝手に運んでくれる。まるで移動する街のようで、カジノやジャグジー、ジム、ダンスホール、なんでもあるんです。レストランも6、7軒は入っています。船内で開かれる講座もあり、飽きることが一切ありません。

圧倒的な感動、地球儀の上を散歩する感覚

 僕が最初に行ったのはイタリアのベネチア。「フライ&クルーズ」といって、まず飛行機で成田からベネチアへ。そこからクルーズ船に乗ってイタリア半島をぐるりと。アドリア海に面したクロアチアのドブロブニクといった、ジブリ映画の『魔女の宅急便』に出てくるようなかわいらしい街を巡りました。シチリアやローマ、フィレンツェにも行って、最後はモナコのモンテカルロで下船する10日間ほどの旅です。

 船旅の最後には涙を流しましたね。圧倒的な感動でした。船は夜のうちに移動するんですが、起きてカーテンを開けた瞬間に各地の素晴らしい景色が飛び込んでくる。海から見える陸って全く印象が違うんです。いろんな場所がひと続きで、地球儀の上を散歩しているような感覚です。みなさん絶対行って。死ぬ前にというより、すぐに行ってという感じです。できれば最初は地中海へ。景色が抜群ですから。

世界的なシェフ監修の「グルメ船」

 最近僕が利用した「オーシャニアクルーズ」というクルーズ会社の客船は、まさにグルメ船。元フランス大統領のプライベートシェフが料理を監修していて、おいしいものばかりです。「オールインクルーシブ」といって、旅費の中に初めから食事代などが含まれているので、何を何回食べてもいいんです。アルコールは別料金ですが、嬉しいのはワインをボトルで頼んで飲みきれないときに、翌日にとっておいてくれること。オーシャニアクルーズでは各国の料理が食べられますが、イタリアンが非常に有名で、ロブスターのパスタが最高でした。

船旅ファッションは、エレガントカジュアル

 船旅でのドレスコードは非常に大事です。最近は「エレガントカジュアル」がキーワード。男性だとジャケット1枚とグレーのパンツがあると、とても便利です。女性は黒のノースリーブワンピースと、カーディガンがあるといいと思います。「船」「海」には似合う色があって、ネイビーやブルー、白は非常に合います。景色にいかに馴染ませるかがポイントですね。今回オーシャニアクルーズで行ったのは、タイのバンコクからカンボジアを抜けてベトナムまでの3カ国。寄港地で観光するときは、足元はスニーカーがマスト。真っ白なレザースニーカーなら間違いないです。

最後に……

 船旅は、夜中に手が届きそうなほどの美しい星空が見られるなど、感動することが非常に多い。船だと地球上のどこにでも行けるんですよね。だから自分はどこに行きたいか、どう旅を切り取るかが大事。まずはヨーロッパに行ってほしいです。世界遺産や美術館がいっぱいあって、知識が豊かになると思います。それをご夫婦や恋人同士で話し合えるのは、最高じゃないですか。

干場 義雅 (ほしば よしまさ) 『LEON』や『OCEANS』など数々の人気男性誌を手掛け、独立。株式会社スタイルクリニックを設立し代表取締役に就任。フジテレビ『にじいろジーン』、テレビ朝日『グッド!モーニング』、日本テレビ『ヒルナンデス』、テレビ東京『なないろ日和』など、テレビ番組でもおなじみ。FM TOKYOでは、ラジオ番組『SEIKO ASTRON presents World Cruise』のメインパーソナリティも務める。バッグブランド「ペッレ モルビダ」やシューズブランド「WH(ダブルエイチ)」などブランドプロデュースも行う。船旅を愛する男女誌『Sette Mari(セッテ・マーリ)』の編集長として、2016年、自身初となる書籍『干場義雅のお洒落の本質』をPHP出版より刊行。2017年1月には、2冊目となる書籍『干場義雅の色気と着こなし』を宝島社より刊行。3冊目は『干場義雅が教える大人のカジュアル』。新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、トークショー、イベントなど、その活動はメディアの枠を越えて多岐に及ぶ。現在は、講談社のウェブマガジン『FORZA STYLE』の編集長として活躍中。


■ ぜいたくな時間を満喫できる船旅~干場義雅氏の講演を聞いて

読者リポーター・境潤子

 干場義雅氏は『LEON』『OCEANS』などの男性雑誌の編集長を経て、現在はウェブマガジン『FORZA STYLE』の編集長だ。「ちょい不良(ワル)」という言葉を生み出したのも『LEON』時代で、かっこいい男性像を作るのが何よりの楽しみだという。「ファッションは見た目と中身のトータルバランス。知性や肉体的特徴などと統一感がとれていることが大切だ」と発信し、男性のファッションリーダーとして注目されている。

 一般の家族をおしゃれに変身させ、干場氏自身が感激の涙を流している場面をテレビで見た方も多いのではないだろうか。「仕事が一番面白いおもちゃ」と言って、365日のうち355日は仕事で飛び回り、残り10日間をクルージングに充てるというのが氏のライフスタイルだ。

 干場氏は、そのクルージングでも、船旅にあうファッションやライフスタイルを実践している。寄港地ではその土地を手ぶらで歩き、船上ではドレスアップしてディナーやエンターテインメントを楽しむ。デッキでワインをテーブルに置いて日がな一日絵を描く――などというぜいたくな時間を満喫できるのも船旅ならではだ。

 クルージング初心者には地中海を勧めている。オーシャニアクルーズ社の旅は、ヨーロッパの港を巡る。船内での上質な料理も料金に含まれるお得なツアーだという。仕事から解放され、時間の余裕ができたシニア世代にとって、船から眺める日の出や夕日に心洗われる旅になることだろう。

 定年や子育て後の世代を応援する文化祭「朝日新聞ReライフFESTIVAL」(朝日新聞社主催、協賛各社)が2018年3月2日、東京・日本橋のロイヤルパークホテルで開かれました。今年で3回目となるイベントの模様を採録したものです。

Reライフフェスティバルの関連記事

PAGE TOP