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年を重ねて輝く「先輩」から刺激 

ReライフFESTIVAL 2019 「読者会議メンバー」がリポート

更新日:2019年03月21日

 アクティブ世代を応援するイベント「朝日新聞Reライフフェスティバル」が1日に東京都内で開かれ、Reライフ読者会議メンバーも参加した。いきいきと活躍する80代の喜劇役者の大村崑さんやアプリ開発者の若宮正子さん、年齢から解き放たれ自分らしく生きる道を選んだ近藤サトさんらの話に刺激を受けたり、気づきを得たり。メンバーの報告を紹介する。

近藤サトさんスペシャルトーク「『自分らしく生きる』とは?」
若さへの執着から解放 一つの選択で新しい自分に

『白髪でも美しい』は人生をステキに積み重ねた称賛」と近藤さん

 近藤サトさんは、アナウンサーとしてテレビ局に属している頃は、「若くなくては」「美しくなくては」という若さへの過剰な社会通念に流されていたという。フリーになり年齢も重ね、ストレスから自分を解放するために白髪染めをやめた。たった一つの選択で、「周りの世界が動き、生き方・選択・出会いに広がりが出てきたことは驚きだった」と語った。

 「自分らしく生きる」とはどういうことか? 日々選択した結果として出来上がっていくもの。歩いてきた道筋にできていくもの。長い暮らしの中ではまり込んでしまった自分のパターンを見つけ、ひとつでも抜け出してみると新しい自分が生まれるかもしれない。

 自分の凝り固まったパターンの棚卸しへと背中を押してくれた。

読者リポーター・境 潤子66

若宮正子さん講演「83歳デジタルクリエイターが語る たった一歩で世界は広がる」
好奇心が与えた翼と推進力 素敵な人生の大先輩

エクセルアートによる自作うちわとバッグを紹介する若宮さん

 「あれよあれよという間に、にわか有名人になっちゃって」と、はにかむ若宮正子さん。81歳のときアプリ開発に着手し、翌年、ゲームアプリhinadanをリリース。アップル社の最高責任者ティム・クックに招待され渡米、最高齢プログラマーとして国連でスピーチ!

 定年前の58歳で買った一台のパソコンと、誰よりも強い「好奇心」。このふたつが、普通の会社員だった彼女に翼と推進力を与えた。83歳には見えない颯爽とした姿勢と着こなし。胸を飾るのは自身でデザインを考え、3Dプリンターで出力したネックレス。「好奇心は年をとらない」という座右の銘を胸に、身近な問題をプログラミングの知識で解決し、リケロウ(理系老人)を増やして社会の問題に向き合っていくという。こんな素敵な人生の大先輩を見て、大いに刺激を受けた。

読者リポーター・宇野富美子67

大村崑さんと学ぶ 「健康"腸"寿」
元気はつらつ 秘訣は腸に ダイエット食生活に注意

「大腸が健康のカギ」と語り合った大村さん(左)と松井教授

 87歳の大村崑さんは30年前に大腸がんの手術を受けて以来、腸の健康に気遣ってきたそう。適度な運動をして野菜を多く摂りよく嚙んで食べたら、「肌のたるみがなく髪の毛もふさふさになった」と語った。

 日本人女性のがんによる死因第1位は大腸がん。腸疾患も増加傾向にある。帝京平成大学の松井輝明教授は、「大腸は健康の源。食生活の見直しで、自分で劣化を防げます」と説明した。

 原因のひとつは、糖質オフダイエットや食の欧米化によるたんぱく質ブーム。糖質を減らすため炭水化物を食べないと、善玉菌のエサになる食物繊維が不足する。私も体重の増減は気を付けていたが、腸には無頓着だった。「何歳になっても元気ハツラツでいられるように、腸活に励もう」と心を改めた。

読者リポーター・北川りさ52

リアル読者会議 inフェス with 荒川和久さん 中澤まゆみさん「変わる、変える50代からのおひとり生活」
自分も「おひとり」候補 社会制度あらためて考える

 登壇した読者代表4人は、それぞれ状況が違う「おひとりさん」だった。65歳の私は、「おひとり」候補であることを最近強く意識している。

 父を4年前に、弟を2年前に亡くし、89歳の母はリハビリ病院に入院中だ。父の仏壇のある実家で暮らしたいという母を、妻が通い面倒を見てきた。私もサポートしてきたが、目を離したときに倒れて足を骨折してしまった。リハビリ病院にずっといるわけにいかないので、実家か、施設に入れるかを検討しないとならない。

 日本の社会制度に助けられ母は生きているが、私たち夫婦はどうなるのだろう。子供は二人いるが、面倒や苦労は掛けたくない。残された一方は「おひとりさん」。工夫をした社会制度こそが、最優先の政治課題と考える。

読者リポーター・石川 明(65)

本記事は、2019年3月1日に行われた「朝日新聞Reライフフェスティバル」に参加した、読者リポーターから寄せられた感想を掲載しています。みなさんの詳しい記事は、「Reライフ.netブログ」でも読めます。Reライフプロジェクトでは、読者リポーター・読者ブログを募集しています。

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