腰痛の原因は体幹?足首? 原因をズバリ「指摘」:朝日新聞Reライフプロジェクト

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腰痛の原因は体幹?足首? 原因をズバリ「指摘」 

ケガ予防のためのプロのトレーナー指導、を読者が体験

更新日:2018年06月27日

 「人生100年時代」――。日本は長寿大国になり、ますます平均寿命が延びていると言われています。その一方で、病気やけがをきっかけに寝たきりになる高齢者も多くいます。病気かどうかは「人間ドック」で判断できますが、けがのもとを引き起こすかもしれない自らの筋肉や骨、関節のことについては、知らない人が多いのではないでしょうか。

 プロスポーツ選手のサポートも手がけるコンディショニングセンター「R-body」では、トレーナーたちが、一人ひとりの体のクセを検証、けが予防や体の機能向上のためのアドバイスをするカラダの評価サービス「S・O・A・P ®」を提供しています。読者モニター2人が、このサービスを体験しました。

<サービスを体験した読者会議メンバー>


岡本隆裕さん 67歳。
100歳まで健康に過ごすことが目標。早寝早起き習慣のほか、人間ドックは定期的に受けるなど、健康に対する意識が高い。腰痛があるので、ハードな運動ではなく、ウォーキングが日課。健康に不安はないが、1年半に1度くらい、決まってぎっくり腰を体験し、1週間ほど動けなくなる。「普段の姿勢や歩き方にも原因があるような気がするので診断したい」
森原祥子さん 62歳。
若い頃にフィギュアスケート部に所属した経験も。現在はホットヨガで体を整えている。以前は感じたことのなかった体の左右差が気になるほか、ひざの痛みと腰痛(ぎっくり腰の経験もあり)を抱える。健康維持のために、量・質・内容にこだわった食生活を心がけているほか、人間ドックでの診断など健康に気を付けた生活を送る。「日常生活に支障がなかったので、見過ごしてきた体の問題。先々を考えて解決したい」

この日、「S・O・A・P ®」を担当した高田トレーナーが読者モニター2名を評価。それぞれに気を付けるポイントをアドバイスしてくれました。


<岡本さんへのテスト>

評価内容1
 まずは脚がどのぐらい上がるかをチェック。床にあおむけで横たわり、足首を90度にしたまま、ひざは曲げずに左右どちらかの脚を真っすぐ上へ。左右それぞれ上に上げ、無理なく上げられたら、角度を見ます。岡本さんは30度程度しか上がりませんでした。

評価内容2
 ベッドに寝て個別チェック。脚を上げて太ももの裏側に硬さがないかを確認。筋肉が硬くなっているのに加え、「おなかに力を入れて脚を上げる」という動作がうまくできていないことが判明しました。このことから、体幹と股関節がうまく使えていないことがわかり、その結果、腰痛を引き起こしていることが判明しました。

評価内容3
 同様にベッドに寝て呼吸のチェック。呼吸をしてもらった結果、本来は肋骨(ろっこつ)下が横にも後ろにも広がってほしいが、前に膨らませることしかできていないことが判明。このことからもおなかに力が入りづらく、日常動作でおなかを使うスイッチが入っていない状況と推測できます。このことも腰痛の原因になり得ます。

高田トレーナーの総合評価

 岡本さんは、太ももの裏側の硬さが気になります。また、動作をする瞬間におなかに力が入らないので、日常生活で体幹や股関節が正しく使えていないと推測されます。加えて、呼吸が正しく行えていませんでした。それら日常のクセにより、腰に負担がかかり、腰痛を引き起こしているのではないかと思われます。太ももの裏側のストレッチと正しい呼吸を行い、動作する瞬間におなかにスイッチが入るような運動をするだけで腰痛は軽減され、ぎっくり腰からも解放されるでしょう。

<森原さんへのテスト>

評価内容1
 両手にバーを持ち頭上に上げ、ひじを曲げず、足は肩幅に広げ、爪先は正面を向けながらスクワットを繰り返す動作では、ひざが内側に入るのが気になったほか、ふらつきが見られました。また、片手を壁につきながら直線上に足を前後にして立ち、しゃがむのを繰り返す動作でも診断。しゃがんだ時に、前脚のくるぶしを後ろの脚のひざが越えない場合、「足首の硬さがある(可動域が狭い)」という判断になります。こうしたことから、森原さんのひざの痛みの原因は、足首の可動域が狭いことによってひざが内側に入ってしまうことにあるとわかりました。

評価内容2
 よつばいになってひざとひじをタッチする動作は片方のみできました。このことから体に左右差があること、ゆがみが生じていることが判明。その後の個別診断でその左右差の原因を調べたところ、おしりの硬さに差があることで股関節の動きが悪くなっていることがわかりました。また、この動作ができないことは体幹を効率的に使えていないことも示しています。

評価内容3
 うつぶせの状態で、親指を顎の位置に合わせて両手をつき、体を一直線に整えたまま上体を起き上がらせます。この時、腰が反らないように要注意。森原さんは上体を上げた時に、腰が反ってしまうことが判明。このことからも体幹の弱さがあることがわかりました。

高田さんの総合評価

 森原さんは、足首の可動域が狭いことが原因で、ひざが内側に入りやすく、ひざにストレスがかかることが判明。動作不良を起こしています。また、よつばいになってひじとひざを付ける動作ができないことにから、姿勢を安定させるために必要な体幹がうまく使えていないことも分かりました。さらに、お尻の筋肉の硬さに左右差がありました。これらが原因でご本人が感じる腰痛や体の左右差や腰痛を引き起こしていると考えられます。足首の可動域を広げること、体幹を鍛えること、さらに、おしりの筋肉を伸ばすストレッチがおすすめです。


体験を終えて

岡本さん
「今回の診断は初めての体験で、かなり新鮮でした。人間ドックで体が健康であるかどうかを調べるのと同じように、正しく筋肉を使えているかを調べる必要性を感じました。『筋活』は何歳から始めても良いというトレーナーさんの言葉通り、予防トレーニングを続け、100歳まで元気に歩ける体を目指したいと思います」

森原さん
「プロの目で診てもらったことで、改めて、自分が感じていた体の歪みを確認できました。内股になってしまうことが気になっていたのですが、原因がひざではなく、足首にあったとは驚きました。支障が出てからではなく、予防のためにストレッチや体幹を鍛えるトレーニングを日常生活に取り入れたいと思います」

高田 章史 「R-body コンディショニングコーチ」

 ケガを予防するための適切なカラダの動かし方・訓練法を助言する「コンディショニングコーチ」。徳島県出身。入社9年目。「痛みの根本改善、痛みが出ない体づくりのための運動指導がしたい」とトレーナーの道へ。現在、痛みを抱えた方の体の機能改善からアスリートのパフォーマンスアップまで幅広く運動指導に携わる。また、R-bodyが提供するサービスやアカデミーのコンテンツ開発も担当。“エクササイズは薬である”の信念のもと、誰もができる各人に合った「コンディショニング」を指導する。

<店舗データ>
R-body 大手町店
東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・JXビルB1F
03-6273-4337
https://r-body.com
「トライアルS・O・A・P®」(カラダ評価)+「トライアルR-Conditioning」(パーソナルコンディショニング)¥10,800

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