ReライフTOP特集人生100年時代の"筋活"

体組成計は「敵」じゃなく、カラダ管理のパートナー 

株式会社タニタ 事業戦略本部 企画開発部 深山知子さん

更新日:2018年06月27日

 タニタが体組成計を発売して15年。それまでは脂肪への関心が高い時代でしたが、その後は筋肉量や骨量も注目され、体の構成成分への関心はさらに高まっています。加齢とともに心身機能などの低下が起こるフレイルが注視され、筋肉をつけて元気に暮らすため、情報を求める人が増えたことが体組成計への追い風となりました。

 現在タニタでは数十種類以上の商品を展開しています。こうした世の中のニーズを先取りして進化してきました。

 計測項目はさまざまですが、健康づくりに必要だと分かっていても、「体重や体脂肪率などを見るのがこわい」という声を聞きます。従来の計測項目に加え、基礎代謝量などをもとにどの年齢のからだに近いかを示す「体内年齢」などモチベーションの向上につながる項目を増やしています。

●「美脚度」は年を重ねた方にも大事な項目

 脚の筋肉量を測る「美脚度」「アクティブ度」も機種によって入っています。脚の筋肉量などをもとにを100点満点で表示する、女性を中心に人気の計測項目で、ただ細いだけではない「筋肉のある理想の美脚づくり」を目指すことができます。搭載モデルはLa Museという比較的年齢層の若い女性向けのシリーズですが、年齢を重ねると下肢の衰えが深刻化しやすくなるため、性差や年代を問わず全ての人が意識すべき項目と言えます。脚の筋肉量を示す類似項目として「アクティブ度」もあります。

 特徴的なのは、最上位モデルなどに導入している「筋質点数」。タニタ独自の指標です。トレーニングなどをすると筋肉は量と比較して質の変化が早く起こるため、ユーザーがからだの変化をより早く実感できます。「健康づくりを前向きに続けてほしい」、そんな思いを込めています。

●年齢ごとに、活用する指標を変えよう

 楽しみながら上手に活用するコツは、体の変化の傾向を知ること。特に50代以降、体形や体組成の個人差は大きくなっていきますが、意識すべき項目は絞られます。例えば、50代ならメタボや閉経後の体形変化があるので「体脂肪率」「内臓脂肪レベル」が重要です。60代はメタボが心配なら「内臓脂肪レベル」、運動機能などが低下するフレイルのリスクが高まる時期でもあるので「筋肉量」「体内年齢」も、70代は「筋肉量」を継続的に見ながら体脂肪を減らしすぎないようにするといいでしょう。

 体組成計は、体づくりと前向きな気持ちを後押しするパートナーです。ベストな一台を選んでいただきたいですね。筋力を鍛える「筋活」に取り組む人が増えていますが、体組成計で「見える化」をすれば、励みにもなると思います。 

 ヘルスメーターを発売して今年で60年。自社で蓄積した研究、健康づくりにのノウハウを組み合わせ、グループ会社のネットワークを生かすことで、今後も新しい価値を生み出したいと考えています。

(取材・文 田中美穂)



【体組成計の主要数値を解説】

(体脂肪率・男性)
体脂肪率が高すぎると、高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病の原因となります。しかし、本来は活動エネルギー源であり、体温保持や皮膚のうるおい、ホルモンの働きなどにも欠かせないものです。体脂肪率は「やせ」から「肥満」まで5段階に分かれます。40歳から59歳では1222%の標準レベルを目指しましょう。

(体脂肪率・女性)
体脂肪率が高すぎると、高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病の原因となります。しかし、本来は活動エネルギー源であるほか、体温保持や皮膚のうるおい、ホルモンの働きなどにも欠かせないものです。体脂肪率は「やせ」から「肥満」まで5段階に分かれます。40歳から59歳では2235%の標準レベルを目指しましょう。

(基礎代謝量)
基礎代謝は生命活動を維持するため絶えず必要となるエネルギーです。「基礎代謝量」が多い人は脂肪が燃えやすい体で肥満になりにくいと言われます。逆に、少ない人は脂肪が燃えにくく太りやすいと考えられます。50歳から69歳における基礎代謝量は65.3kg男性で1400kcal53.0kg女性で1110kcal※です。※性・年齢階層別基礎代謝量の平均値(厚労省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書よりデータを引用))

(筋肉量スコア)
筋肉量スコアは筋肉量と身長に対してどの程度の筋肉があるかを−4から+4までの9段階で示すもので、男女ともに−10+1が標準値です。タニタの体組成計で示す筋肉量は、手足などの骨格筋と内臓や血管などの平滑筋と水分量を含みます。

(推定骨量)
骨量は20歳ごろをピークに、加齢とともに減少していきます。日本人の20代から40代での平均的な推定骨量は、男性が体重6075kg未満で2.9kg、体重75kg以上で3.2kg、女性は体重4560kg未満で2.2kg、体重60kg以上で2.5kg※。骨量は筋肉が増えると増加する傾向がありますが、増える量はわずかです。※タニタ体重科学研究所調べ

(内臓脂肪レベル)
男女被験者のCT検査データに基づく独自の解析で、内臓脂肪蓄積のリスクを統計的に判定しています。CT検査では脂肪面積100立方センチメートル以上で内臓脂肪の蓄積ありとされ、タニタの体組成計では、内臓脂肪レベル10以上が「やや過剰」となります。男女ともに9レベル以下を目指しましょう。

(筋質点数・男性)
50代の標準は45点から71点。72点以上は十分に高い状態で、100点近い点数はアスリートレベルの数値です。※疲れやむくみがある時、脱水や血流の低下がある時には点数が正しく評価されない場合があります。

(筋質点数・女性)
50代の標準は50点から73点。74点以上は十分に高い状態で、100点近い点数はアスリートレベルの数値です。※疲れやむくみがある時、脱水や血流の低下がある時には点数が正しく評価されない場合があります。

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