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【夫婦別姓問題、どうしますか?】衆院選の争点、選択的夫婦別姓を考えてみました

【夫婦別姓問題、どうしますか?】衆院選の争点、選択的夫婦別姓を考えてみました
衆院選党首討論で、選択的夫婦別姓法案の通常国会提出への賛意を問われ、自民党・岸田文雄総裁(右から2人目)だけ手を挙げなかった=2021年10月18日、東京・日本記者クラブ

選択的夫婦別姓は古くて新しい問題です。日本では四半世紀にわたって議論されながら、まだ結論が出ていません。

「ジェンダー平等」は国連のSDGs(持続可能な開発目標)の中でも、重要な目標の一つですが、残念ながら日本がもっとも遅れている分野です。その遅れの象徴の一つが夫婦別姓を認めない現行制度で、国連の女子差別撤廃委員会からは何度も是正勧告を受けています。

国内では最高裁が2度、民法などの規定を合憲としながらも、「制度のあり方は国会で判断されるべきだ」とボールを国会に投げ返しています。

今回の衆院選では、立憲民主党や共産党など選択的夫婦別姓を推進する勢力が争点の一つにし、自民党の「古い体質」を批判しています。与党でも公明党は推進の立場で、この問題は自民党の動向がカギを握ります。

岸田文雄首相(自民党総裁)は、同党の選択的夫婦別姓を推進する議員連盟の呼びかけ人に名を連ねていましたが、先の総裁選では、「議論をすべきだ」と後退した姿勢に転じました。「国民の声が政治に届かない」という不満に応えると主張して総裁選を勝ち抜いた岸田氏が、選挙戦でどんな声に耳を傾けるか注目点の一つです。

国民の審判が迫るなか、政治家たちは夫婦別姓をどう考えているのか、経済界はどう見ているのか。インタビューシリーズで考えました。

インタビューのプロローグとして、夫婦の「姓」(氏)をめぐる歴史と現状を読み解きました。

(編集部・金本裕司)

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