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2010鳩山政権

首相退陣論強まる 小沢・輿石両氏に対応一任 民主

2010年5月31日23時30分

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写真民主党の小沢一郎幹事長らとの会談を終え、大臣室から退出する鳩山由紀夫首相=31日午後5時52分、国会内、飯塚悟撮影

写真幹事長室を出る民主党の小沢一郎幹事長=31日午後7時18分、国会内、高橋雄大撮影

 鳩山由紀夫首相は31日、国会内で民主党の小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長と会談し、一両日中に参院選に向けた対応を協議することを決めた。参院側に首相退陣論が強まっていることを踏まえたもので、党役員会では小沢、輿石両氏に対応を一任することを確認した。首相に対する党内の見方は厳しく、今後、首相の進退に発展する可能性が出てきた。

 首相と小沢、輿石両氏の会談は国会内で約5分間行われた。会談は首相が両氏に呼びかけたという。その後の役員会で小沢氏は「きょう呼び出されて鳩山首相に会ったが、5分、10分しかなかった。一両日中にもう一度、3人で会い、参院選について話し合うので一任してほしい」と提案。最終的に小沢、輿石両氏に対応を一任することを確認した。

 続いて開かれた正副幹事長・党務委員長代理会議で、小沢氏は「社民党が政権を離脱し、終盤国会の運営は非常に厳しくなった。それ以上に、参院選の情勢は非常に厳しい」と強調。生方幸夫副幹事長が「大変厳しいという状況認識は我々も一緒だ。ぜひ両院議員総会を開いて党内の意見を聞いてほしい」と求めると、小沢氏は「分かった」と答えたという。

 党役員会後、参院幹部は記者団に「一任とは首相の進退を含めて一任なのか」と問われ、「そうだ」と答えた。首相は6月1日、口蹄疫(こうていえき)問題で揺れる宮崎を訪問し、同日夕に帰京。3者会談は1日夕以降に開かれる見通しだ。

 首相退陣論は31日、参院民主党を中心に表面化。輿石氏と高嶋良充参院幹事長、平田健二参院国会対策委員長は役員会に先立って国会内で会談し、「このままでは終盤国会の運営や参院選が厳しい」との認識で一致した。

 高嶋氏は記者団に「非常に深刻な事態に陥っている」と指摘。記者団から「首相退陣以外に局面打開の道はないということか」と問われ、「選挙を戦っている議員からはそういう声が圧倒的に寄せられているのは事実」と語った。

 これに対して、小沢氏に批判的な渡部恒三元衆院副議長は「鳩山君だけに責任をかぶせて、もっと悪いやつが生き残るなんてなったらもっと悪くなっちゃう」と指摘。別のベテラン議員も「首相を降ろせば、小沢氏も連帯責任だ」と語り、首相が辞任すれば小沢氏の幹事長辞任にもつながるとの見方を示した。

 鳩山首相は31日夜、記者団から3者会談の内容を問われて「厳しい局面だけれども、国家国民のために3人で力を合わせてがんばろうとの打ち合わせだ」と説明。「首相の続投について確認したのか」と問われ、「それは当然だ」と語った。

 一方、野党側は攻勢を強めている。自民、公明など野党各党は衆院側で内閣不信任決議案を提出する方向で調整。参院自民党も首相の問責決議案を参院に提出することも協議している。

     ◇

 31日夕の民主党役員会の主なやりとりは出席者によると次の通り。

 小沢幹事長 きょう呼び出されて鳩山首相と会った。ただ、5分、10分しかなかった。一両日中にもう一度(首相、輿石東参院議員会長の)3人で会う。参院選について話し合うので一任してほしい。お任せいただけるか。

 山岡賢次国会対策委員長 一任、一任。

 小川敏夫広報委員長 今の体制では参院選は戦いにくい。情勢は極めて厳しい。

 参院幹部 改選の候補者の気持ちは、輿石会長がよくわかっているので、それを首相に代弁して伝える。

 石井一選挙対策委員長 二つある。一つは(社民党の)渕上貞雄・選挙対策委員長が「党と政府は違うので、今後とも選挙協力したい」と言ってきたが、こういう事態になったので1人で決められる話ではない。もう一つは、内閣支持率が10%台に入って厳しいが、ここで首相を代えても、支持率が上がり、状況が好転するとは思えない。

 小沢氏 石井委員長の発言があったので、そういうことも念頭に話し合いたい。状況が混沌(こんとん)としているので、今後緊急の役員会を開くかもしれないからよろしく。

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