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2010鳩山政権

罷免の福島氏「あれもこれも、もっとやりたかった」

2010年6月1日5時30分

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写真花束を手に退室する前消費者担当相の福島瑞穂・社民党党首=31日午後、東京・永田町、高橋雄大撮影

 「正直、あれも、これも、これも、あれも、もっともっとやりたかった」。福島瑞穂・前消費者担当相は31日、消費者庁職員への退任あいさつで、消費者行政の指揮をとれなくなったことへの無念を語った。

 消費者庁は昨年9月1日に発足。初代大臣には野田聖子氏(自民)が就いたが、政権交代に伴い、同16日には福島氏が引き継ぎ、事実上の初代大臣として、生まれたての役所を引っ張ってきた。

 野党時代から消費者問題にかかわってきた福島氏は就任以来、食の安全などの分野で、自前の情報に基づいて指示を連発したものの、官僚組織を使いこなせず、思うように道筋をつけられない場面が目立った。半面、他の大臣に遠慮なく直談判する折衝力や、ひんぱんにメディアを通して訴える発信力で、新組織の非力さを補いもした。

 あらゆる消費者事故の原因を究明できる「事故調査委員会」づくりや、食品表示に関する法律の一元化など、こだわった課題は緒についたばかり。福島氏は「残念」「無念」と繰り返した後、「しかし、これも自分の決めたことですから」と、自らに言い聞かせるように語っていた。

 一方、同じく社民党の政権離脱で国土交通副大臣を辞任した辻元清美氏も31日、職員への退任あいさつで、「23年間、とげのように刺さってきたJR不採用問題も和解に向けて突き進んだ。国交省が変われば日本が変わるということを確信した」などと、政権交代後の職員の働きぶりをたたえ、拍手に包まれながら役所を後にした。(河村克兵、木村和規)

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