選挙は朝日で 2007参議院選挙 アサヒ・コム

ここから本文エリア

現在位置:asahi.com2007参院選地方ニュース青森> 記事

〈わの1票@公園〉「子育てしやすい環境作って」

2007年07月27日

 真夏の日差しが照りつける、むつ市役所近くの公園に、小さな子を連れた母親たちが来ていた。

写真

公園の噴水に子どもたちの歓声が上がる。時間がゆっくりと過ぎる=むつ市金谷1丁目で

 子どもたちが遊具で遊ぶのを見つめていた母親(31)は、夫の転勤でむつに来て3年になる。

 「むつは物価が高い。大きなスーパーがつぶれて、買い物するところが限られているからかな。選挙は多分行くと思います。あまり怪しくない人に入れようと思います」

 3歳の男の子を連れた母親(32)は、結婚してむつに来て7年目になる。

 「少子化対策というんですか。もっと子育てしやすい環境をつくってほしい。臨時の事務職員をしていたんですけど、産休取れなくて辞めました。子どもは2人か3人ほしいけど、1人で精いっぱい。働けなければ育てていけないでしょ。選挙は、期日前投票で済ませました。29日はバレーボールの試合があるから」

 公園のあずまやで、男性(37)が1人たたずんでいた。三重県の自動車関連工場で季節工として働いてきたが、昨年10月に辞めた。8月にまた働きに出る。

 「しょうがないんじゃないですか。季節工は入れ替わりだから。自分が満期になれば、ほかの人が入るだけ。希望すれば延長、延長で2年、3年とできるんですけど。おふくろが他界したので戻ってきました」

 「働ける工場でもあれば、ここにいたい。年金は、もらえないものと決め込んでいる。これまで自分ですすんで払ったという記憶がないから」

 ――あなたの1票はどうしますか。

 「マニフェストでしたっけ? むつのことがどう書かれているか見てみる。核燃、核燃って言ってるけど、恩恵があるのは一部ですからね、よくなるのは。平等のようで平等じゃない気がする」

 お昼どき。子どもを連れた母親たちが家に帰り静かになった公園で、時々上がる噴水の音だけが聞こえていた。

このページのトップに戻る