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〈みやぎ政党模様:中〉民主

2007年07月11日

 偽メール問題で逆風にさらされて1年数カ月。民主党は一転して年金記録問題や久間前防衛相の「原爆発言」などの追い風を受けて参院選に臨む。

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「年金通帳」を掲げて街頭演説に立つ岡崎氏=仙台市青葉区で

 「こつこつ働き、蓄えをためてきた女性とお年寄りが怒っている」

 選挙区に立候補を予定している民主現職の岡崎トミ子氏は、演説のほとんどを年金問題に割く。しかし、無風選挙と言われる県内では怒りの高まりがいま一つ実感できないのが気がかりだ。

 選対本部長の安住淳衆院議員は「与野党逆転ができなければ、民主党が受け皿として機能していないことになる」と気合を込める。岡崎陣営の掲げる最低ラインは46万票。自民党現職の愛知治郎氏に10万票の差をつけてトップ当選することが目標だ。

 アナウンサー出身の岡崎氏は90年、旧社会党公認で衆院旧宮城1区から立候補して当選。若手議員の「ニューウェーブの会」のメンバーとして活躍して2期務めたが、96年の総選挙で落選。97年の参院補選で国政に返り咲いた。

 ベテランの域に達した今、「選挙に無風はない。私が圧勝しないと、参院の与野党逆転につながらない」と語る。

    ■

 「与党は国会で力頼みの政治を運営している。こんな政治を今後も続けていくかが問われる選挙だ」。6月20日、参院選の応援で仙台入りした岡田克也元代表が聴衆に訴えた。その傍らに、民主の比例区の候補予定者、今野東氏の姿があった。

 今野氏は、03年の選挙違反事件について連座制適用を認めた仙台高裁判決を受けて衆院議員(宮城1区)を辞職。同区からの立候補を5年間禁止され、参院比例区に転じた。この日は岡田氏の「前座」として街頭に立った。「政治が格差社会を作った。こういう社会に断固NOと言わねばならない。私は懸命に頑張ります」

 今野氏は比例区の「ご当地候補」。宮城県での得票がたよりだ。しかし、県内ではその時の無党派層の動向によって比例票が大きく変動してきた。98年に22万9000票だった民主の得票は、小泉ブームの01年には15万9000票に減ったが、年金未納問題に沸いた04年には一転して2.4倍の38万8000票に、といった具合だ。

 その比例票に加え、約7万人の構成員を抱えるJR総連の組織票と、03年の総選挙での10万6000票の今野支持票を積み上げて20万票の大台突破を目指す。

 選挙違反事件のマイナスイメージを吹き飛ばすことができるかは、無風と言われる県内に風を吹かすことが出来るかどうかにかかっている。

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