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〈みやぎ政党模様:下〉共産・社民

2007年07月12日

 共産党は参院の議席数を現在の9から10へ伸ばすことが目標だ。10議席になれば党首討論に参加でき、自公政権に対決する党の存在意義を示せるからだ。比例区では5議席確保をめざす。票数に換算すれば650万票だ。

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事務所開きで選挙戦への意気込みを語る共産党の加藤幹夫氏=仙台市青葉区で

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事務所開きで選挙戦への意気込みを語る社民党の岸田清実氏=仙台市青葉区で

 県内では、比例区で11万票、得票率で10%の獲得が党県委員会の中島康博委員長が掲げる「絶対目標」だ。

 共産党が県内で比例の得票率が10%を超えたのは、98年参院選にさかのぼる。前回の04年参院選は6.9%、約6万7000票にとどまった。中島委員長は「選挙区で無理に争って得票数を減らした」と分析する。

 そんな中、今回は党勢拡大の好機と映る。年金記録問題や久間前防衛相の「原爆発言」などで与党に逆風が吹いているからだ。春の統一地方選で共産党が候補者を擁立した選挙区では、県議選、仙台市議選、市町村議選すべてで得票率が10%を超えた。自公政権に対する批判の受け皿となっている感触がある。

 6月16日には選挙区の加藤幹夫氏が仙台市内で事務所開きを行った。「自民と民主は憲法改定と増税という点で同じだ。両党に議席を独占させてはいけない」と声を張り上げた。

 比例区の紙智子氏も「国民の声を受け止め、国政に届けられるのは共産党だけだ」。ともに自民、民主両党への対決姿勢を打ち出して選挙戦に臨む。

    ■

 社民党は県内での地盤沈下に苦しむ。選挙区では98年には約6万6000票を獲得したものの、04年には約5万3000票に減った。今回は、県連幹事長の岸田清実氏を選挙区に擁立。「まずは選挙区での当選を目指す」と小山勇朗・選挙対策事務局長は語る。

 1年以上前から別の候補者の擁立に動いていたが、失敗。候補者選びが難航する中、県議選で落選した岸田幹事長を担ぎ出した。総合選挙対策本部長を務める菅野哲雄衆院議員は「本人の決意は相当なもの。無にすることのないよう勝利を目指す」。選挙区で10万票以上の獲得を目指す。

 岸田氏は改憲阻止、年金問題の解決、格差是正を訴えて支持拡大を図る。「小泉政権から続く競争至上主義を改めたい」と力説する。6月23日には福島瑞穂党首が仙台市に応援に入り、街頭で支持を訴えた。

 「護憲」を掲げる党として、憲法改正を目指す安倍政権への批判票を取り込みながら、将来に不安を抱く有権者の受け皿となろうと支持を訴える。

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