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政見放送、違いに腐心 事前にビデオチェックも

2007年07月15日

 参院選の政見放送が14日、始まった。候補者が政策を語ることができるのは、5分30秒。公平を期すため、収録は2度までしかできない。宮城選挙区(改選数2)の各候補者は、事前にビデオカメラで撮影して問題点をチェックしたり、イメージカラーの服を選んで臨んだりと有権者へのアピールに工夫をこらした。

 共産党の加藤幹夫候補は、政見放送を「メディアに出る機会の少ない自分にとって、大きなチャンス」と位置づける。公示直前、街頭演説の合間をぬって事務所に戻り、用意したビデオカメラの前に立った。

 ストップウオッチを見ながら原稿を読み上げる。収録したビデオで表情や語り口がおかしくないかをチェック。収録時間は数時間に及んだという。選対幹部は「しゃべる技術で差をつけられたくない」と話す。

 民主党の岡崎トミ子候補は、イメージカラーのオレンジに近い色の服を着て収録に臨んだ。アナウンサー出身でカメラには慣れているが、「年金手帳」と言うところで間違って「預金通帳」と言ってしまった。すぐに言い直したが、「5分30秒の原稿を記憶して1人で読み上げるのは、アナウンサーでもないこと」とスタッフは話す。

 自民党の愛知治郎候補は、事前にビデオカメラに向かって自分の思いを語りかけ、それを元にスタッフと原稿を練り上げていった。出来上がった政見放送は、「参院選は政権党を選ぶ選挙ではないはず」との思いから、候補者本人の考えを強く打ち出した内容になった。

 社民党の岸田清実候補は「服装ではなく原稿の中身が問われる」と、原稿の推敲(すいこう)に時間をかけた。「うまくしゃべることではなく、短い時間に伝えたい言葉を詰め込む」(陣営幹部)ことに重点を置いたという。服装はシンプルに黒っぽいスーツにした。

 この日はラジオの放送で、加藤氏、岡崎氏、愛知氏、岸田氏の順に流れた。

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