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選管、投票率アップに知恵絞る 「亥年」低い?

2007年07月17日

 「亥年(いどし)」の今年は、参院選の投票率が落ち込む傾向があり、県内史上最低の投票率41.06%も95年の亥年だった。そんな「亥年現象」を打ち破ろうと、県や仙台市の選挙管理委員会は、啓発用のキャラクターにお笑い芸人を起用したり、駅前に期日前投票所を設置したりして投票率向上アップに知恵を絞っている。

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 4年に一度ある統一地方選と3年に一度の参院選は、12年に一度同じ年に行われる。それが亥年に当たる。

 県内の参院選の投票率の推移を見てみると、亥年の低迷は際立っている=グラフ参照。80年に75.23%だった投票率が亥年の83年には53.86%と大幅に落ち込み、86年には71.69%まで回復している。参院選20回のうち、亥年に行われたのは5回だが、いずれも前後の選挙より投票率が約7〜21%低い。

 県選管は「投票率は候補者数などに左右される」としながらも、「有権者に選挙疲れがあるのかもしれない」と首をかしげる。

 「亥年現象」は朝日新聞の元編集委員石川真澄さん(故人)が提唱した。「多くの自治体議員が自らの選挙が終わり、参院選に熱を失いがちとなる。有権者の中には地方議員らの働きかけがないと投票に行かない人がいる」というのだ。

 さらに、今回の投票日の29日は、夏休みとも重なるため、旅行などで普段以上に投票所に足が向かない可能性もある。

 こうした「逆風」の中、県選管や仙台市選管は投票率アップに躍起だ。県選管は参院選の啓発用キャラクターにお笑い芸人の「パペットマペット」を起用した。牛とカエルのぬいぐるみが「29日は何の日?」「投票日でしょ!もーっ!」などと掛け合いを演じ、投票を呼びかけるポスターを1万3000枚作った。テレビCMにも登場する。

 仙台市選管では、JR仙台駅前の商業ビル「アエル」に期日前投票所を初めて設置した。「多くの市民が集まる場所。気軽に投票してもらえる」との狙いだ。

 県選管は投票率の目標について「前回の投票率(53.92%)を上回りたい。亥年でも、やるべき啓発活動をやるだけだ」と話す。

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