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〈無風区の風:2〉分岐点 地元の目意識

2007年07月26日

 「参院選は歴史的に重要な分岐点に立つ選挙だ」

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無風といわれるなか、期日前投票を行う有権者が次々と訪れた=石巻市選挙管理委員会事務局で

 19日、石巻市で開かれた民主党の岡崎トミ子候補の個人演説会で、安住淳衆院議員は語気を強めた。「民主党が多数をとって主導権を握ることが重要だ。そうなれば政治は動く」。安住氏は「勝てなければ(党を)解散するしかない」とも語る。

 年金問題や政治とカネの問題など、追い風を感じる。「この政治不信の中で勝たなければ、国民から『政権交代可能な政党はいらない』と言われたのと同じだ」

 安住氏は参院選の期間中、地元での活動は19、20両日のみ。2人区の宮城よりも、激戦になっている1人区を中心に全国を飛び回る。

 「参院選で勝てば、次の総選挙に与える影響が大きい」と言う安住氏。カギは国民の6割近い無党派層の獲得と見定める。「無口な静かな風」と呼ぶ無党派層に、党が掲げる政策が「いかにマッチングするかが大事だ」と説く。

 「社会保険庁の問題で皆さんを落胆させた。解決するために安倍総理は速やかに行動をとっている」

 20日、石巻市であった自民党の愛知治郎候補の個人演説会で、宮城5区支部長の斎藤正美氏は、集まった支持者に理解を求めた。「過半数を割れば、党は(総選挙に向けて)背水の陣を敷かなければいけなくなる」と肌で感じる。

 05年の総選挙では比例区東北ブロックで次点(惜敗率3位)に泣いた。今年6月から「毎日120〜130軒」(斎藤氏)を回って有権者に支持を訴え続けている。

 参院選に比べて「密着度の高い」小選挙区内は「無風じゃない」と語る。「(経済的に低迷する)地域の再浮上をどうするか。地元では『自民党しかない』と言われる」。地域経済がなかなか好転しない石巻市とその周辺地域では、与党にてこ入れを求める期待の大きさをひしひしと感じるという。

 一方、参院選のさなかに村井嘉浩知事が打ち出した来年度からの新税導入について、安住氏は「安易な増税には疑問がある」と話す。対する斎藤氏も「知事がやろうとしていることは理解できるが……。大胆な資産処分をすべきだ」と慎重姿勢だ。2人の反応からは、知事の増税方針に対する選挙区民の冷ややかな視線がうかがえる。

 加藤幹夫候補を公認している共産党は、5区では「候補者を立て、自民・民主とは違う道を示す」(中島康博・県委員長)方針。岸田清実候補を擁立している社民党も、5区での候補者擁立に向けて準備を急いでいる。

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