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〈無風区の風:3〉衆院4区 自民強い地盤、変化起きるか

2007年07月27日

 自民党の中川秀直幹事長が愛知治郎候補の応援のために仙台市を訪れ、繁華街でマイクを握った17日、同じ選挙カーの上に伊藤信太郎衆院議員の姿があった。

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参院選候補者の個人演説会。高齢者の姿が目立った=加美町で

 党副幹事長の伊藤氏は今回、東北を中心に各地の応援に飛び回っている。この日も中川幹事長とともに、衆院補選が告示された岩手県での応援演説を終えて宮城入りした。

 岩手選挙区は1人区。同時に行われる岩手1区の衆院補選も小選挙区選挙とあって、自民、民主が激しい戦いを繰り広げている。さらに、青森、秋田などの激戦区にも足を踏み入れる予定だ。そうした地域の雰囲気について尋ねると、「選挙ではいろいろな風がある。一概に一つの風が吹いているとは言えない」。

 元衆院議長の父の死去に伴う01年の衆院補選で初当選した。今回の参院選を「この国のあり方と、未来の方向性が問われている」と位置づける。地元の4区を留守にする時間が多いが、「全力投球、万全の態勢で臨んでいる」と強調する。

 青空が広がった24日午後。色麻町役場の駐車場前で、民主党の岡崎トミ子候補の選挙カーが止まり、Tシャツ姿の宮城4区総支部長、石山敬貴氏がマイクを握った。

 「山間地域の田畑は耕作放棄が相次ぎ、食糧自給率の向上もままならない。もう自民党ではダメだという声を聞く」

 農業を営み、大学院で稲の新品種を開発してきた。その夜、加美町であった岡崎氏の個人演説会でも口調を強めた。

 「農業問題に取り組むために国政を目指している。金持ち優遇の自民党で良いのですか」

 農業や水産業が盛んな4区。自民支持者の多い地域だ。石山氏は「全国的な流れと違って、4区に風は吹いていない。風頼みの選挙もできない」と語る。むしろ、農家の自民離れという大きなうねりを感じるという。「農業地域が多いほどいい。自民党に不満を持っている人が多いから。民主党が打ち出した農家の所得補償政策は効いている」。この夜の個人演説会も立ち見が出るほどだった。

 加藤幹夫候補を公認した共産党は、衆院4区について「参院選も総選挙も基本的には比例が中心だが、すぐに候補者擁立に動ける」(中島康博委員長)状態だという。岸田清実候補を擁立している社民党は、参院選を通じて支持拡大を目指し、その後4区の候補者についても検討する方針だ。

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