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立候補予定者ら臨戦モード 任期満了にらみ

2009年6月9日

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 衆院議員の任期が、10日で残り3カ月となる。「小泉旋風」が吹き荒れた05年の総選挙で初当選した自民党議員のうち、県内の小選挙区では、5人が次期総選挙で立候補を予定している。党勢を回復しつつある民主党も含め、生き残りをかけた戦いが熱を帯びてきた。

◇自民元「刺客」、「もろに逆風」

 任期満了日は9月10日。小選挙区の自民現職は、議席の死守が目標だ。

 「もろに逆風です」。11区の新井悦二氏(51)は前回、郵政民営化法案に反対して自民を離れた小泉龍司氏(56)に対する「刺客」として、県議から転身した。地元の団体や自治会の集会などに顔を出す日々だ。社会保障や、天下り、農業などの仕組みの過渡期にどう対処するのかを訴えなければと、危機感を抱く。

 さいたま市の一部が含まれる15区の田中良生氏(45)は「二大政党だと自民か民主のいずれかに必ず風が吹く」と見る。平日は朝、駅前でマイクを握り、週末は団体や自治会を精力的に回る。さいたま市長選で相川宗一前市長(自民党県連など推薦)が落選し、「風に負けない足腰を鍛えたい」と気を引き締める。

◇自民比例現職、地元回りに力

 前回初当選した比例区の自民現職のうち3人が小選挙区に立つ予定だ。

 牧原秀樹氏(38)=比例北関東=は、5区で議席獲得を狙う。「必要なのは政権交代ではなく世代交代だ」と、政党対決に距離を置く。復活当選以来、後援会組織を一から作り、地元回りに力を注ぐ。

 大塚拓氏(35)=比例東京=は9区へ。同区選出の大野松茂氏の後継だ。「大野氏の地盤を完全に引き継ぐにはまだ届かない」と事務所幹部。妻の丸川珠代参院議員らと写るポスターで後継をアピールする。

 6区の中根一幸氏(39)=比例北関東=も、こまめに地元の集会などに顔を出す。陣営幹部は「任期満了間近だからと焦ることはない。日常活動を重ねていくだけだ」。

◇民主・共産、駅で訴え・集会

 5選挙区では、他の立候補予定者も激戦を覚悟する。

 11区では、小泉氏が「無所属」で復活を目指す。連合埼玉の支援を受け、民主党県議の県政報告会にも出席した。陣営は「昨年秋から準備は万端。一日も早く選挙をしてほしい」と待ちわびる。

 15区は、民主現職の高山智司氏(39)=比例北関東=と、共産新顔の村主明子氏(37)が立つ予定だ。

 高山氏は5月下旬から毎週金曜夜、市民との「語る会」を続けている。村主氏はミニ集会に力を入れ、「解散が延びた分、問題を追及できる」と前向きだ。

 5区の民主現職の枝野幸男氏(45)は、さいたま市長選で党県連支持の清水勇人氏が当選し、勢いづく。秘書は「地に足をつけ、政権交代の必要性を訴える」。

 6区の民主現職の大島敦氏(52)も連日、駅頭で政権交代を訴える。陣営側は「『政権交代を実現して』と声をかけられることが増えてきた」と手応えを感じている。

 9区は民主元職の五十嵐文彦氏(60)が立候補予定。毎月、政治家や文化人を講師に市民向けの勉強会を開く。事務所は「有権者の政治への関心を高められれば」と話す。

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