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「風」県内も吹くか 与党「突っ走る」、野党「全力で戦う」 総選挙

2009年7月14日

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 「ひたすら突っ走るのみ」「やっとここまで来た」――。麻生首相が8月30日の総選挙実施を決断した13日、県内の主要政党の幹部たちも「政権選択」の決戦へ動き出した。東京都議選で敗れて防戦態勢の与党側に対し、早期解散を求めてきた野党側は攻勢を強めている。(宮崎亮、加藤順子)

◆与党

 都議選で大敗した自民。下川俊樹・県連幹事長は「地域のためにがんばってきた都連幹事長が、民主の26歳新顔に負けた。国政に左右された結果であり、この風は当然和歌山にも来る」と危機感をあらわにした。

 逆風の総選挙に「つらいが、それだけにやりがいがある。全国はどうあれ、和歌山だけはがんばる。保守の牙城(がじょう)を守れれば将来につながっていく」と決意を語り、「『麻生おろし』だの党内のゴタゴタが国民に一番見透かされている」と党内が一致団結する必要性を強調した。

 都議選で目標議席を獲得した公明。角田秀樹・県本部幹事長は「うちはうちの路線で一生懸命やった」と一定の評価をした。総選挙の日程については「早いか遅いかという議論より、投開票の8月30日に向かってひたすら突っ走るのみだ」と受け止め、自民党内の「麻生おろし」の動きにも「誰が首相だろうが、公明党の支持を拡大するだけ。県内で比例11万票という目標を掲げており、断固獲得するために総立ちでがんばっていく」と話した。

◆野党

 都議選で躍進した民主。藤本真利子・県連代表は「結果はもちろんだが、投票率が前回より10ポイント以上あがり、政治を真剣に考える人が増えたことも非常にうれしい」と指摘した。早期解散を求め続けてきただけに、麻生首相の決断は「遅すぎる」。政権交代を目指す決戦だが、県内の3選挙区では「自民王国」に挑み、初の議席獲得を目指す戦いでもある。「東京と和歌山では文化も違うが、3人全員の当選を目指して、全力で戦う」と追い風ムードにも気を引き締めた。

 共産の竹内良平・県委員長は、議席を減らした都議選を「残念な結果だったが、民主への積極的な支持ではなく、自公政権への拒否反応が出た」と分析した。派遣切りや生活保護の母子加算の廃止など様々な場面で有権者の「政治への怒り」を感じており、「この1年間ずっと『国民に信を問え』と訴えてきた。やっとここまできたという思いでいっぱい」と話す。「弱い人へ手をさしのべる政治の実現のために、候補者を立てる1区と比例に全力を注ぎたい」と語った。

 社民の野見山海・県連合代表は総選挙に「とうとう決まった」と感慨深げ。議席を獲得できなかった都議選を「二大政党制の波にのまれてしまったかもしれない」と反省しつつ、「比例での当選を目指して全力で戦っていく。政権交代を訴え、自民、公明の批判票を取り込んでいきたい」と力を込めた。

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