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〈政権選択 ひょうご 09夏・総選挙〉悲壮感と勢いと 8月30日投票 政界、一気に動き加速

2009年7月14日

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写真総選挙の日程が固まり、県内ではさっそく街頭で政策を訴える立候補予定者の姿も見られた

 総選挙の日程が固まり、県内は13日、一気に選挙ムードに包まれた。「政権選択」が最大の焦点となるだけに、有権者の関心も高くなることが予想される。8月18日公示・30日投開票に向け、各党関係者の動きが一斉に加速し始めた。

 東京都議選で惨敗した直後の麻生首相の決断に、自民の立候補予定者や県連幹部の間には様々な思いが交錯した。

 「8月上旬でも30日でも情勢は大きくは変わらない。逆風や首相のせいにせず、死力を尽くすのみだ」。姫路市での会合の最中に一報を聞いた県連会長の現職河本三郎氏(兵庫12区)は淡々と覚悟を語る。五島壮・県連幹事長(県議)は「選挙が先になるほど景気対策の効果が表れる」と歓迎しつつ、「我々が選んだ総裁のもと、負けるなら潔く討ち死にしたらいい」と悲壮感も漂わせる。

 さっそく街頭に立つ立候補予定者の姿も見られた。現職の関芳弘氏(同3区)は午後4時すぎから神戸市垂水区の山陽電鉄垂水駅前に立ち、「党よりも候補者一人ひとりを見て投票してほしい」と逆風を意識した演説をした。

 自民と連立を組む公明。現職の赤羽一嘉氏(同2区)は「政権交代がブームのようになっているが、そんな単純なものではない」とした上で、「実績をどう審判してもらえるか。襟を正して全力で取り組む」。県本部の野口裕幹事長(県議)は「まずは態勢の立て直し。さっそくスケジュールを組み立てなければ」と気合を入れた。

 一方、民主は各地の選挙で連勝し勢いに乗る。支援者回りの最中に総選挙の日程を知らされた新顔の向山好一氏(同2区)は、すぐに連合兵庫関係者らと今後のことを話し合った。「与党は昨秋に解散しておけばよかったと思っているだろうが、もう遅い」

 現職の市村浩一郎氏(同6区)は「有権者を含めた周囲の空気が選挙モードになることで、政策や主張がこれまで以上に受け入れられやすくなる」と分析。都議選の圧勝を受け、県連代表の辻泰弘参院議員は「県内でもこれまで通りの活動を続ければ勝利できる。年金や医療、雇用に重点を置き、生活が第一という訴えを続けたい」と語った。

 共産と社民は存在感を見せるのに躍起だ。

 共産新顔の味口俊之氏(同1区)は「国民が求めているのは根本的な改革。政権交代の4文字だけでは何も変わらない」。同党県委員会の松田隆彦書記長は知事選で推薦候補が前回以上の票を得た手応えをもとに、「国民の思いに応えられるのは共産と訴えたい」と意気込む。

 社民党県連合の今西正行代表は、兵庫8区に擁立する新顔の市来伴子氏の事務所で総選挙の日程を知った。「二大政党化が進み、社民にとって厳しい面はあるが、第3極として政権交代に参加していきたい」

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