現在位置:
  1. 2009総選挙
  2. 地方ニュース
  3. 福島
  4. 記事

〈09総選挙@ふくしま〉小熊氏が「渡辺新党」参加へ 衆院4区に出馬決定

2009年7月17日

印刷印刷用画面を開く

写真第三極となる「新党」の構想を発表し、気勢を上げる渡辺喜美氏(右)と小熊慎司氏=16日、会津若松市内

 自民党県議を辞め、衆院選4区に立候補を予定する小熊慎司氏(41)が16日、会津若松市内で緊急の後援会を開き、新党結成を目指す渡辺喜美・元行改革相と行動を共にする考えを示した。会合には渡辺氏も駆けつけ、「自民でも民主でもない第三極を作って政治勢力を結集し、このゆがんだ政治体制に風穴を開けていきたい」と話した。(足立朋子、中川透)

◇他陣営は冷ややか

 午後7時から同市内のホテルで開いた集会で、小熊氏は『脱官僚』や『地方主権』などを掲げたマニフェストを発表。市議や県議などの地方議員として働いてきたこの10年、権限が集中する霞が関の改革の必要性を痛感したと指摘。「たった一人で自民党を離党した喜美先生と共に、私も大義に従ってこの国難に立ち向かいたい」と述べた。

 この日は、大竹俊哉・会津若松市議も同党に離党届を提出し、小熊氏と一緒に渡辺氏の作る新党に参加すると表明した。

 渡辺氏は1月、麻生内閣を批判して自民党を離党。衆院選前後の政界再編もにらみ、自民でも民主でもない「第三極」の結集を呼びかけている。小熊氏側も無所属では選挙戦を戦いにくいとみて、知名度の高い渡辺氏との連携を探っていた。

 4区は、自民現職の渡部篤氏が立候補を予定。そのおひざ元で県議が離党してまで動くのは、自民党の今の混迷を象徴する事態だ。「有権者の関心をどれほど呼べるか」と冷ややかな見方もあるが、選挙戦の行方は予測しづらくなった。

 自民票が割れるとの見方の一方で、小熊氏の支持基盤は、民主現職の渡部恒三氏と重なっている。また恒三氏側は、有権者の関心が「政権交代」でなく「世代交代」に向くことを警戒している。12日の西会津町長選は、恒三氏の元秘書で7期目をめざした現職が、予想に反して大敗する事態になった。

 篤氏側は、小熊氏の得票を多くて2〜3万票程度にとどまる、とみる。恒三氏も、有権者の関心は自民か民主かの政権選択だと指摘。「東国原・宮崎県知事らのような動きも、自民を推すか民主を推すか程度の違いしかない。政治的に第三極になるような力は持たないだろう」と語る。

 現職両氏は16日午前、町村議会議員の会合で顔を合わせた。恒三氏は「篤君には申し訳ないが、私も秋からは与党の方になりそうで」とあいさつし、同席する篤氏と火花を散らす場面もあった。

 小熊氏も負けてはいない。立候補について、「次の選挙を狙った『顔見せ』でなく、本気で勝ちに行くつもり」と意気込んでいる。

検索フォーム