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自民内紛、いらだちも くすぶる首相退陣論

2009年7月18日

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 「反麻生」勢力が首相に都議選敗北の総括を求めるなど自民党内の混乱が収まらないなか、同党の府関係議員の思いも割れている。内紛が長引けば、支持者離れを招きかねないが、麻生首相では総選挙を戦えないとの本音もある。解散目前のいざこざに、他党からは冷ややかな目が向けられている。(西江拓矢、西山公隆)

 「党内の内紛にみなさんうんざりされていると思う。今の自民党は民意から離れるばかりだ」

 17日早朝の近鉄新田辺駅前。6区から立候補予定の自民・井沢京子衆院議員(近畿比例ブロック)は街頭演説で危機感をあらわにした。「反麻生」勢力が求める両院議員総会開催に賛同の署名をしなかったことを明かし、「しっかりしたマニフェスト(政権公約)を作ることが必要」と述べ、民主党との政策論争に力を注ぐべきだと強調した。

 伊吹文明元幹事長(1区)も16日の派閥総会で、「主権者がゲーム(総選挙)を見ようとしているときに、チーム内で『お前がエラーした』『お前が三振した』などと言い出して、いいゲームが見せられるのか」と指摘。党の結束を呼びかけた。

 ただ、「結束派」にも、首相への不満は根強い。党府連会長の谷垣禎一元財務相(5区)は17日、京都市内で記者団に「逆風のときは、よほど船頭の操り方がうまくないと不協和音が出てくる」と不満を表明。伊吹氏も派閥総会で「首相は非を非と認めることが重要だ」と語った。

 一方で、退陣論もなおくすぶる。麻生首相への「信任投票」を呼びかけた、3区で立候補予定の清水鴻一郎衆院議員(比例近畿ブロック)は16日、都内で記者団に「首相に(選挙の敗北の)総括を聞きたい。それで出席者の過半数が納得できればいいし、納得できなければ(退陣も)やむを得ない」と述べた。

 野党からは「内輪もめしている時間があればマニフェストを作るべきだ」(民主の山井和則府連会長=6区)、「末期的な状態だ」(共産の穀田恵二国対委員長=比例近畿ブロック)などの批判が出ている。

◇自民公認問題、4区決着せず

 自民党府連は、17日の選挙対策委員会で、8月に想定される総選挙で公認候補として党本部に推薦する立候補予定者を協議した。1〜3、5、6区については現職を公認として推薦することを決めたが、中川泰宏衆院議員と、元職の田中英夫氏が公認を求めている4区については調整がつかなかった。府連は「4区支部内の意見がまとまらなかった」として、未定のまま近く党本部に報告する。

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