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〈09総選挙 やまなし〉「選択の夏」へフル回転 衆院解散、戦いに火ぶた

2009年7月22日

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 約70万人の有権者に、審判が託される――。衆院が21日解散され、県内3選挙区の立候補予定者は気持ちを新たに駆けだした。自公連立政権の継続か、民主党中心の野党が政権交代を実現するか――。政権選択が争点の今回の総選挙。8月30日の投開票日まで40日間の蒸し暑い戦いが始まった。

◇1区 対決姿勢前面に街宣

 自民前職の赤池誠章氏は、衆院本会議終了後、党本部で公認証を受け取り、午後5時新宿発の特急で甲府駅に。到着後すぐに、駅北口で街頭演説を始めた。力を入れる安全保障問題について触れ、政権の継承に理解を求めて「野党に任せるわけにはいかない」と訴えた。

 赤池氏と議席を争う民主前職の小沢鋭仁氏は、2区から党公認で立候補する新顔の坂口岳洋氏、3区の民主前職、後藤斎氏とともに甲府駅南口にそろった。「政権交代」をアピールしたほか、自公政権を「官僚(主導)政治」とたとえ、「国民主役の政治をつくる」と対決姿勢を前面に出した。

 共産新顔の遠藤昭子氏は、この日も街宣に飛び回り、遊説先で「自公連立政権が国民の安全と安心を奪ってきた」と強調した。幸福実現新顔の早瀬浩之氏も準備を進めた。

◇2区 熱帯びる幹部・支持者

 「今回の選挙は民主党との戦いとなる」。自民前職の堀内光雄氏は解散を受け、そう力を込めた。21日は都内にとどまり、地元支持者に電話であいさつをした。

 富士吉田市の事務所には、午後から多くの支持者が駆けつけた。後援会幹部は「これまで以上に支持を訴えていかなければ勝てない」と気を引き締めていた。

 無所属で前職の長崎幸太郎氏は、国会の本会議で解散を見届けた後、同日夜に地元入り。22日から街頭演説を本格化させる。前回総選挙は「刺客組」として自民党から立候補した長崎氏だが、今月、離党し、4年前と比べて状況は一変した。有力支持者の一人は「今回は無所属だが、何としてでも当選させる。40日間、全力で戦う」と意気込む。

 午後1時半過ぎ、民主新顔の坂口氏は、富士吉田市内で声を張り上げた。「先ほど、衆院が解散された。いよいよ歴史的な選挙が始まります」。前回に続き、2度目の挑戦。この4年間、毎日のように街頭に立ち、地道に支持を呼びかけてきた。「これまで訴えてきたこと、有権者の思いをやっと政治に反映できる」と興奮気味に語った。

 幸福実現党の宮松宏至氏は同日、上野原市内を回り、支持を訴えた。

◇3区 小泉改革巡り火花も

 自民前職の小野次郎氏は、午後7時すぎ、特急で甲府駅に到着。甲斐市内の事務所には立ち寄らず、支援者がいる「無尽会」の会場をはしごした。

 小野氏は甲府駅で取材に対して、「声がかれるまで自分の信念を訴えていきたい」と強調。「党のマニフェストに入っていない施策も矛盾しない形で訴えていく」と話した。

 民主前職の後藤氏は、甲府駅南口で小沢、坂口両氏と行った街頭演説で、郵政民営化に代表される小泉政権が進めた一連の規制緩和策で「格差が広がった」と批判。「格差の是正に取り組む」と訴えた。小泉首相(当時)の秘書官を務めた小野氏を強く意識した発言が目立った。

 幸福実現公認の新顔桜田大佑氏も、支持を訴えている。

●自民は県連役員会延期

 自民党県連は、21日に予定していた役員会の開催を23日に延期した。総選挙対策を協議する予定だったが、一部役員(県議)が韓国を視察中のため。県議の視察は、麻生首相が解散を21日に設定する前から計画されていたという。

 県議会事務局によると、韓国を訪れている県議は第1会派「自由民主党」所属の7人。20日から22日の日程で、国際交流や韓国からの観光客誘致について在留邦人らと意見を交わす予定。県議の政務調査活動の一環で、渡航費などは毎月支給される政調費から支出される。

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