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2議席獲得へ、実績訴え 比例に絞る公明党

2009年7月28日

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 県内での選挙戦を比例区に絞る公明党が、悲願の2議席獲得をねらって動き出している。今月末から来月初めに、自民党の立候補予定者も招いた集会を全5区で開催。与党に逆風が吹く一方、県内では自民党のコスタリカ方式解消に伴って比例票を上積みしやすい面もある。自公の連立政権の実績を訴え、選挙協力の実効性を高めるのに懸命だ。(吉田素子、中川透)

 「大変厳しい選挙だが、(自民党の)坂本剛二さんには何としても勝ってもらいたい。全力で支援する決意だ」

 公明党がいわき市で26日開いた時局講演会で、比例区から立候補予定の井上義久副代表は訴えた。同席した坂本氏も「比例は公明党、選挙区は坂本との思いで各地を歩いている」とあいさつ。井上氏と何度も握手を交わし、約600人の参加者を前に、両党の親密ぶりをアピールした。

 公明党の目標は、定数14の比例東北ブロックでの2議席獲得。前回05年の総選挙では、比例東北の得票が約1万3千票足らず、2議席目を取れなかった。しかも、最後の14番目の議席を争った相手は、小泉ブームの追い風に乗った自民党。それだけに、公明党関係者は「選挙協力をもう少し、うまくできなかったのか」とほぞをかんだ。

 前回と違い、今回は与党には逆風。ただ、県内では、自民党が1区と5区でコスタリカ方式を解消したことが追い風だ。同じ選挙区内の2人の自民党議員が交互に比例に回るこの方式だと、比例候補の支持者には比例で「自民党」と書く人が多い。自公の選挙協力で「比例は公明党」と訴えても、効果が表れにくい。

 目立ったのが1区だ。03年まで無所属だった亀岡偉民氏が自民党公認で選挙区から出て、佐藤剛男氏が比例区にまわった。その結果、自公の選挙協力は浸透せず、公明党の比例区得票は03年より約3500票減少。3区とともに得票数、得票率とも減らした。

 今回は、佐藤氏の引退に伴って自民候補は亀岡氏に一本化。亀岡氏は自らの集会に公明党議員をたびたび招くなど、連係をアピールする。

 公明党は今月、「東北元気アップビジョン」と名付けた地域版マニフェストも打ち出した。東北の外国人旅行者を200万人に▽次世代自動車の生産拠点を▽ドクターヘリの6県配備▽自然エネルギーの先進地に、など地域の特色に応じた公約を策定。公明党がこうした取り組みをするのは初めてといい、2議席獲得に向けた決意がにじむ。

 2議席目をねらって比例東北から立候補予定の若松謙維氏は「(政策の)中央からの受け入れではなく、中央へのPRを強く出した」と話す。党県本部の甚野源次郎代表は「党のビジョンを示して県民の信を問う」と述べ、「政権交代」に埋没しない「政策論争」を訴えたい考えだ。

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