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〈09総選挙 主な政党の事情〉公明・社民 「とにかく街頭へ」 訴え懸命

2009年7月29日

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 「プラス・ワンの政党 公明党」

 「自民か民主か」「政権交代」に注目が集まる総選挙。公明党県本部ニュースの7月号には第3の選択肢として党をアピールする言葉が並ぶ。「少数政党にはどうしても注目が集まらない」と同本部の福永信之幹事長。県内200人以上の党の市町村議らには「とにかく街頭に立って公明党と叫べと指示している」。

 県内小選挙区には候補者を擁立せず、比例北関東ブロックで議席獲得を目指す同党。05年の総選挙で連立を組む自民党は議席を増やしたが、公明党は比例北関東での議席を3から2に減らした。今回、同党が目指すのは「比例北関東3議席の奪還」だ。支持母体の創価学会などの票固めと共に、自民党との選挙協力が「奪還」のカギとなる。

 ただ、公明党は07年の参院選でも埼玉選挙区で議席を失い、同党関係者の間には「全然動いてくれない地域もあった」と自民党への不信感が広がった。

 今回の総選挙、自民党にとっても議席維持に「公明党との協力は重要」(自民党県連幹部)だ。28日には、県内15小選挙区の立候補予定者全員の推薦を公明党に求めた。しかし公明党側は「協力してくれる選挙区ではきちんと協力する。そうでないところは協力はしない」との姿勢で、推薦についても「現状では、15人全員は難しい」とも。

 連立与党にとって「信頼関係」の真価が問われる。

    ◇

 衆議院解散翌日の22日午後4時半。通行人であふれる大宮駅東口で演説が始まった。「2人目の子どもが欲しいけど産婦人科が減って安心して産めません」

 社民党埼玉県連合が企画した「リレートーク」。県連合幹部や議員に交じり、子育て中の母親や年金生活者、学生らを含む25人が3時間、社民党の活動を訴え続けた。「とにかく社民党を知ってもらわないと」。選挙対策委員長の佐藤征治郎県議は言う。

 党は、比例北関東ブロックで前回当選した日森文尋・県連合代表を13区で擁立予定だ。日森代表は「小選挙区で立候補しないことには比例の票に結びつかない」と説明する。

 県連合は比例北関東の当選ラインを30万票以上とみる。投票率が伸びれば県内で18万票が必要という。「05年総選挙と07年参院選は16万票前後。18万票は高い目標」と日森代表。

 今月半ば、社民党から組織内候補を出していた私鉄総連が、来夏の参院選では民主党からの擁立方針を打ち出した。だが「県内の私鉄労組は日森代表支持」といい、影響はないとする。

 ただ、「政権交代」に焦点があたり、政策がかすんで埋没するのを恐れる。共産党が「是々非々路線」を打ち出したのも想定外だ。「区別がつかなくなる」と日森代表は懸念する。「平和や社会保障問題など、党のカラーを前面に出して差別化して訴えるしかない」

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