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〈09総選挙@ふくしま〉前職の懐事情 企業・団体献金:上

2009年8月5日

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 今回の総選挙、県内の小選挙区からの立候補予定者のうち、前職9人は任期中、どこから資金を集めていたのだろう。あり方が問われている企業・業界団体からの献金に絞り、前議員たちの金脈をたどった。まずは1、2、3区に立候補予定の5人から。

 各前職に対し、献金額が多い企業・業界団体を10番目まで示した。

 9人の中でも、総額がダントツで多いのは自民党の2区・根本匠氏だ。160を超える企業や団体から9204万円を集めた。2番目に多い自民の3区・吉野正芳氏の2931万円を大きく引き離している。

 根本氏は、ベスト10圏外でも、道路運送経営研究会(東京都、120万円)、恒和薬品(郡山市、108万円)、全国ビルメンテナンス政治連盟(東京都、100万円)、全日本病院政治連盟(同、100万円)、日本柔道整復師会(同、100万円)、全国美容政治連盟(同、100万円)など大口の献金元が多い。数万〜20万円程度の小口献金も多く、地元の建設関連を中心に100以上の企業から幅広く集金している。

 対照的なのが2区で激突する民主党・太田和美氏で、企業や団体からの献金はゼロ。民主では、3区の玄葉光一郎氏も、企業献金は1社からの50万円のみだった。

 5区のいわき市から3区に国替えした吉野氏には、およそ90の企業や団体が献金を寄せており、市内に主力工場があるクレハの系列企業や建設関連の地場企業が目立つ。同じ自民でも、1区の亀岡偉民氏は地元からの献金はほとんどなく、都内や栃木県の建設関連会社などから資金を集めていた。

    ◇

 「政治とカネ」をめぐる問題は古くて新しい。県内の前職について点検した。(田玉恵美が担当します)

■献金企業・団体と献金額(敬称略)

 亀岡偉民(1区、自民)

 (1)林建設(東京都)     200万円

 (2)タス(栃木県)      150万円

 (3)ユニカ(東京都)     100万円

 (3)谷黒生コン(栃木県)   100万円

 (5)チオ(東京都)       90万円

 (6)谷黒組(栃木県)      50万円

 (7)小俣シャッター(東京都)  40万円

 (8)県不動産政治連盟(福島市) 10万円

              総額 740万円

 根本匠(2区、自民)

 (1)製薬産業政治連盟(東京都)     1370万円

 (2)県歯科医師連盟(福島市)       500万円

 (2)日本精神科病院協会政治連盟(東京都) 500万円

 (4)日本全薬工業(郡山市)        414万円

 (5)積水ハウス(大阪市)         360万円

 (6)日本薬業政治連盟(東京都)      330万円

 (7)全国不動産政治連盟(同)       300万円

 (7)日本医師連盟(同)          300万円

 (9)県医師連盟(福島市)         200万円

 (10)郡山中町ビル(郡山市)       126万円

                   総額 9204万円

 太田和美(2区、民主)

  なし

 吉野正芳(3区、自民)

 (1)日本公認会計士政治連盟(東京都) 502万円

 (2)県医師連盟(福島市)       100万円

 (3)いわきホーム(いわき市)      72万円

 (3)共力(同市)            72万円

 (3)吉源木材(同市)          72万円

 (6)吉野木材(同市)          60万円

 (7)クレハ錦建設(同市)        48万円

 (7)管野組(同市)           48万円

 (7)クレハ環境(同市)         48万円

 (7)北関東空調工業(同市)       48万円

 (7)鈴木工業(同市)          48万円

 (7)小名浜港外材輸入協議会(同市)   48万円

                 総額 2931万円

 玄葉光一郎(3区、民主)

 (1)四季工房(郡山市) 50万円

           総額 50万円

 〈集計方法〉前衆院議員が関連する政治団体への寄付額とパーティー券の購入額を企業、業界団体ごとに合算。千円以下は切り捨てた。前回総選挙があった05年分から最新の07年分までの、朝日新聞福島総局が確認した関連団体の政治資金収支報告書を対象とした。

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