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〈09総選挙〉野党の顔、続々応援 民・鳩山氏、共・市田氏 自民は予定なく

2009年8月2日

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 8月がスタートした1日、総選挙に向け、民主の鳩山由紀夫代表と共産の市田忠義書記局長が早くも県内入りした。あいにく荒れ模様の天候だったが、街頭でマイクを握り、党の立候補予定者への支援を熱く呼びかけた。一方、自民の各陣営は今のところ党幹部の応援を要請せず、ミニ集会などで地道に訴える作戦だ。

 政権交代と県内議席の独占を狙う民主。鳩山氏は同日夕、大和郡山市と広陵町のスーパー前で、それぞれ2区の前職、3区の新顔とともに街頭演説した。あわせて計2300人(主催者発表)が見守る中、「官僚主導の政治ではなく、国民の国民による国民のための政治をつくりあげていきたい」と述べ、無駄遣いをなくし、医療や介護、福祉を充実させる「友愛社会」の実現を訴えた。

 民主のマニフェストを「財源のことまで詳しく説明し、4年間の暮らしの契約としてお示しした」としたうえ、自民のマニフェストを「8年後、10年後の約束を今されてもとても信じることはできない」と批判。「見比べていただければ、民主党のほうが国民のために仕事をしたいとの思いが伝わってくると思う」と述べた。

 共産の市田氏も午後、大和高田、生駒、奈良のいずれも近鉄駅前で1〜3区の新顔と街頭演説。自民のマニフェストに触れ、「『安心な国民生活の構築』とあるが、自公政権を退場させることが、安心な国民生活の第一歩」と批判した。「ルールある経済社会の実現」を掲げ、「労働者派遣法の改正、残業時間の規制、時間給最低1千円の実現を目指す」と訴えた。共産は比例区で県内で前回の1.5倍の8万8千票の獲得が重点目標。公示後に志位和夫委員長の来県も要請するという。

 これに対し、05年の郵政選挙で大勝した自民は一転、組織固めに懸命だ。前回、当時幹事長代理だった安倍晋三氏ら幹部の応援を受けて圧勝した自民前職の陣営は、今回は若手参院議員から応援の申し出はあったものの、党幹部については白紙の状態という。前職は「前回が特別で、今回は全国各地で厳しく、自力でやるしかない。こちらから(来援を)要請するつもりはない」。この日もあいさつ回りを繰り返したほか、地元のお祭り会場で参加者と握手して回った。

 ある自民県連幹部は「舛添厚労相など当たり障りのない人ならいいが、幹部が来れば今は逆効果になる」と明かす。逆風下では個別に支持を求めて回る「どぶ板選挙」に徹するしかないといい、「心情に訴えて『助けてあげないと』という気持ちになってもらうしかない」と述べた。

 別の自民前職の陣営も今のところ街頭などで党幹部と並ぶ予定はない。ミニ集会などを繰り返し、2日も200人規模の決起集会を開く。陣営幹部は「前職を失えば、地元の大きな損失になるということを訴えていきたい」と危機感をあらわにする。

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