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〈09総選挙〉民主、3区擁立へ 一転、平沼氏に挑む 10日公認申請

2009年8月10日

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 平沼赳夫氏への配慮から一転、独自候補擁立へ――総選挙の公示が9日後に迫った9日、民主党が岡山3区の選挙対応で大きくかじを切った。立候補予定者は、党本部が選んだ東京都内在住の西村啓聡弁護士(33)。県連は10日、党本部に公認を申請するとともに、小沢一郎代表代行も同席する立候補表明会見を開く予定だ。

 西村氏擁立により、民主党は県内5選挙区すべてで公認候補を立てることになる。

 津村啓介党県連代表は9日夕に会見。「政権交代のためには小選挙区で民主党が勝つのが一番いいに決まっている」として、「(従来は)中途半端な候補者を立てて自民党を利するより、平沼さんと連携した方が政権交代に近づくという判断だったが、小選挙区で勝てる魅力的な候補が見つかった」と方針転換の理由を説明した。

 県連によると、きっかけは4日。小沢一郎代表代行が来県し、支持団体である連合岡山の幹部と話し合った際、同党が候補者擁立を見送る方針だった岡山3区の選挙対応について、連合側から質問が出たという。6日夜、党本部が県連に「選択肢」として党の候補者公募に応募した西村氏の名前を提示。津村氏らが翌日から地元党関係者らの調整に動き、9日の常任幹事会で西村氏の公認申請と県連副代表就任を決めたという。

 津村氏は、県連幹部が西村氏に直接会ったかどうかは「コメントを控える」としたうえで、西村氏の若さ、弁護士としての実務経験、論文から読み取った熱意などを評価している、と話した。

 一方、平沼氏との関係については「選挙区内での連携は当然無理だが、選挙後に同じ志を持って国民の期待に応えていく可能性は、今後も十分にあると思う」と説明。平沼氏を落選させたうえで平沼グループと連携するということがあり得るか、との質問には「大胆な仮定の話なのでコメントは控えたい」とした。

◆他の陣営は

 岡山3区に立候補を予定している無所属の平沼赳夫元経済産業相と自民公認の阿部俊子前衆院議員ら主な陣営に、民主の独自候補擁立の動きが伝わったのは8日朝だった。ただ、情報に驚きながらも、いずれも冷静に受け止めている。

 平沼氏は8日午前は岡山、午後は津山で選挙対策会議に出席した。これが解散後初の地元入り。自身を含め16人が立候補する無所属「平沼グループ」の応援が詰まり、次に戻るのは公示日前日という慌ただしさだ。

 公示後に備え指揮をとる土居通明幹事長は、民主の動きについて「(選挙の)本来の姿になるということ」と話し、民主が候補を立てない方針で来たことの方が不自然、との思いをにじませた。

 一方、解散直後に地元へ戻った阿部氏は、支持団体や支持者へのあいさつ回りなどに精力的。地区ごとの選対会議は12日夜の津山で終える。

 事務所の小倉博俊所長は、民主の動きを「(阿部氏にとって)一つのチャンスととらえたい」と期待する。一方で「(民主候補は)若い人と聞いている。こちらとしては候補個人の魅力、行動力、個性を積極的に訴えていく」と警戒感も示した。

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