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〈どっちさいぐ 09政権選択〉共産票、どこへ 2・3区「空白」に

2009年8月13日

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 8月30日投開票の衆院選で、共産党は県内では1区だけで公認候補を擁立する予定だ。比例票獲得に焦点を絞る狙いがある。過去に候補者を擁立してきた2、3区では、野党の立候補予定者たちが小選挙区の共産票の行方に熱い視線を送っている。

 「民主党中心の政権ができた場合、良い政策には協力し、悪いものには反対する建設的野党として、政治を前に動かしていきます」。1日、JR秋田駅前であった街頭演説会で、共産党の志位和夫委員長が訴えた。「政権交代」が取りざたされる今回の総選挙。共産党は、二大政党の流れに埋もれないようにと、消費税増税反対などの主張を明確にし、懸命に存在感をアピールしている。

 候補者の擁立は、県内では03年衆院選はすべての小選挙区、05年は1、2区だったが、今回は1区のみの予定だ。時間と費用がかかる小選挙区の選挙活動は1区に集中。比例東北ブロックで1議席を守る目標を立てている。

 こうしたなか、2、3区では、共産票の動向に注目が集まる。党県幹部は「一般論として、自民には流れにくい」。実際、野党陣営は取り込みを期待する。

 2区では、社民公認の立候補予定者の事務所が、同区のほかの2氏が争う構図を予想し、「いわば保守分裂選挙だ」と説明する。その上で、選対関係者は「今回の総選挙は自公政権に退場してもらう選挙だ。共産票は保守の候補者には流れない。こちらに投票してくれることを願っている」。

 3区の民主公認の立候補予定者は「政策などで相対するものもあるが、政権交代への思いは同じはず。共産党支持者のみなさんにも、私を支持してもらいたい思いはある」と期待をこめる。4月の湯沢市長選で落選した共産党籍の前職を支援したこの立候補予定者に、周辺の共産票が流れる、と予想する人もいる。

 一方、不況を背景に、共産党への期待が高まっている、という見方もある。今年に入って、20代の若者約10人が相次いで入党したという。

■国政選挙での共産票 敬称略

          公認候補の得票      比例区の県内得票

 03年衆院選 1区 今川和信 12,713  43,382

        2区 明石喜進 10,838

        3区 我妻桂子 18,276

 04年参院選    今川和信 43,324  38,874

 05年衆院選 1区 今川和信 13,334  38,442

        2区 藤本金治  7,606

 07年参院選    鈴木知  38,394  38,711

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