現在位置:
  1. 2009総選挙
  2. 地方ニュース
  3. 秋田
  4. 記事

前衆院議員3氏の足跡は? 国会議事録の発言で振り返る

2009年8月15日

印刷印刷用画面を開く

 前職の国会議員はこの4年間、国会で何を論じてきたのか。寺田学氏(1区・民主)、御法川信英氏(3区・自民)、比例東北ブロック選出の二田孝治氏(自民)の発言の回数と主な内容を、国会議事録の検索結果を元に振り返った。

●寺田学氏 1区(民主) 発言53回 公益法人厳しく批判

 寺田学氏の発言回数は53回。野党らしく、盛んに議論をしかける。支持率が低迷する麻生政権について、鳩山大臣(当時)に「なんでこんなに支持率が低いんですかね。ざっくばらんにお話しいただけるとありがたいんですが」(09年2月26日)などと、単刀直入な発言も目立つ。

 NHKについて、たびたび言及。衛星放送の受信料については3年連続で質問している。地デジ対応のテレビの多くに衛星チューナーが内蔵されていることに触れ、「機器の発展によって衛星放送が勝手に見られて、正直に申請すると945円高く払わなきゃいけない」(07年3月15日)。強引な徴収が横行しているとして、「押し売りがなされている。ご高齢の方や気の弱い方が詐欺のような形で衛星料金を取られている」(09年3月25日)などと述べた。

 公益法人のあり方や、天下りにも手厳しい。「地方から負担金を求め運営されて、かつそこに総務省のOBの方が天下られている、そういうようなけしからぬ状態になっている団体を一つ一つ調べていきたい」(09年4月7日)。

 ほかに道州制、地方財政、定額給付金など。07年9月の秋田の水害の際には、被害を受けた住宅の多くが国の支援を受けられなかったことについて、「水害や洪水にとって、この法律(被災者生活再建支援法)というのはほとんど役に立たないんです」(07年11月1日)と訴えた。

 岩手県知事から転身した増田大臣(当時)に「秋田の知事ももう1年で終わりますので、かばん持ちにでも使ってやってください」(07年11月6日)など父親の話題も。

●御法川信英氏 3区(自民) 発言54回 農業経営などに言及

 御法川信英氏の発言は54回。うち質疑は11回(地方公聴会含む)。

 品目横断的経営安定対策の導入にあたって、たびたび言及している。「小泉総理がいつも言ってらっしゃいますけれども、やはり改革というのはある程度の痛みは伴うかもしれない。しかし、その痛みの後には展望を持って農業をやっていける、そういう絵を農水省の方に描いていただきたい」(05年10月19日)。

 秋田は米どころと言われているが、平均的な耕作面積は1・8ヘクタールと、認定農業者の対象になる4ヘクタールを大きく下回ることに触れ、「この経営安定化対策が成功するかどうかは、本当に日本のこれからの農業についてきわめて大事な話ではないか」(06年6月6日)とも述べた。

 その他、外交問題、国家財政、公認会計士法の改正についてなど。秋田では厚生連が経営する病院が、地域医療の核になっているとして、「公立病院ではないという点で、なかなか大変な状況も一方にはある。財政的な支援その他をしていただけないかということを前から言われている」(07年2月21日)。

 藤里町の連続児童殺害事件についても触れている。人口減を食い止めるためにつくった新興団地で事件が起こったとして、「日本の地方の本当の田舎でもコミュニティーの存在がもう危うくなってきている。農村コミュニティーをどうやって維持していくか、守っていくか」(06年6月6日)。

 任期後半は、緊急動議の提出や、08年8月から務める外務大臣政務官としての答弁などが多かった。

●二田孝治氏 東北ブロック(自民) 発言10回 BSEなど食や農で

 二田孝治氏の発言回数は10回。うち、委員長など進行役としての発言が8回だった。質疑については、同じ自民党所属の議員が答弁している。会議録からは党内の議論はうかがい知れず、国会での質疑は淡々と進む。

 質疑に立ったのは2回。06年2月15日の予算委員会では、牛海綿状脳症(BSE)問題など、食の安全・安心についてただした。

 米国では牛の骨が入った飼料を豚や鶏に与えることが認められているとして、「その骨を食べた鶏や豚がまた牛に与えられているのじゃないかということで、交差汚染が指摘されております。給餌(きゅうじ)の使用の基準が違うという問題に対してはどういうお考えであるのか」。中川大臣(当時)は「日本としても強く申し入れしているところでございます」と答弁。「特定危険部位の除去が適切に行われているか」なども聞いた。

 06年4月5日の農林水産委員会では、「農業においては、他の先進国に見られないようなスピードで農業従事者の減少や高齢化などが進んでいる」として、「このまま農業の生産構造の脆弱(ぜいじゃく)化が進行すれば、食料の安定供給の確保に大変な支障を来すおそれが生じている」と危機感を表した。

 全農家への広く薄い支援制度をやめ、生産性の高い一定以上の規模を持つ農業者を「担い手」と位置づけて支援する品目横断的経営安定対策について、「今後どのように日本農業の構造改革につながっていくのか」「対象を担い手に限定したことにより、小さな農家はどうなっていくのか」などの懸念を述べた。

検索フォーム