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〈09総選挙@ふくしま〉前職の国会発言:上 道路問題、意見割れる

2009年8月16日

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 国会議員の主戦場は言うまでもなく国会だ。自らの信念や疑問をときの政権や霞が関の官僚にぶつけ、有権者の思いを代弁する。県内の小選挙区から立候補を予定する前職議員はおよそ4年間の任期中、国会でどんな発言をしたのだろうか。会議録からたどった。(田玉恵美)

 1、2、3区から立候補を予定する前職5人が委員会で取り上げたテーマや発言を拾った。

 亀岡偉民氏(1区、自民)は、道路整備や道路特定財源の重要性を積極的に説いた。港湾での通関業務を迅速化して国際的に利用度を高めることも提言した。

 根本匠氏(2区、自民)は日銀人事で国会が空転した際、一貫して財金分離論を牽制(けんせい)し、政府提出の人事案を擁護した。臓器移植法案の審議では、「脳死が人の死かどうか法律で規定するだけの社会的合意はまだ得られていない」(09年6月)と述べた。

 太田和美氏(2区、民主)は、政府の保証で企業への出資を促す産業活力再生特別措置法について、「保証の前に、公的資金を投入する意味や経営責任を追及する第三者委が必要ではないのか」(09年4月)などと問うた。

 玄葉光一郎氏(3区、民主)は、道路特定財源の暫定税率執行を控え、全国の首長が財源不足を理由に、一斉に維持を求めたことに対し「中央集権そのもの。これまでの地方分権運動はなんだったのか」(08年2月)と嘆いた。

 吉野正芳氏(3区、自民)は、温暖化対策として原発を重要視。事業者を政府が後押しするのではなく、「気持ちの上では公設民営もするくらいの意気込みで推進せねばならない」(08年4月)。

 国会(本会議や委員会)での議員の発言は、インターネットでだれでも無料で見ることができる。http://kokkai.ndl.go.jp/へ行くと、議員名などから検索が可能だ。

●18日公示 全選挙区で自・民対決

 総選挙は18日公示される。県内五つの全選挙区ともに、自民と民主が候補者を擁立して対決。共産は1区で、「みんなの党」も4区で1人ずつ立候補を予定する。7月21日の衆院解散以来、県内も事実上の選挙戦に入り、各立候補予定者が政策と政権を問う論戦を続けている。

 前職は自民5人、民主4人の計9人、新顔は民主1人、共産1人、みんなの党1人の計3人。4区で1人が無所属での立候補を探っている。

     ◇

 <おことわり> 幸福実現党が13日、選挙に臨む態勢を見直すことを表明したため、方針が確定するまで同党の立候補予定者の掲載は見合わせます。

■前職議員の国会での主な所属委員会と発言の一部(敬称略)

所属委員会

・テーマ:「発言内容」

   *

○亀岡偉民(1区、自民)

国土交通/文部科学

・地方の道路整備:「地方が求めているものはやはり社会資本整備。一番大事なのは道路」(09年3月)

・教育委員会の体質:「市町村教委に閉鎖的な環境がある。県と情報共有が全くできていない」(08年2月)

○根本匠(2区、自民)

予算/議院運営

・非正規雇用:「製造業派遣は一律に禁止すべきではない。総合的、多面的検討が必要」(09年2月)

・日銀総裁人事:「日銀の独立性は担保されている。財務省出身という理由で人事に不同意なのは納得できない」(08年3月)

○太田和美(2区、民主)

経済産業/厚生労働

・経済成長戦略:「内需が主導する安定した経済成長を実現するという決意が伝わってこない」(09年3月)

・非正規雇用:「非正規雇用を全否定するつもりはないが、無制限な拡大を規制する考えはないのか」(07年4月)

○玄葉光一郎(3区、民主)

総務/青少年問題に関する特別委

・地方分権:「自治体の課題はそれぞれ違う。道路だけが最優先する時代ではない」(08年2月) 

・NHKの中立性:「経営委員会に期待するのはガバナンスや業務の効率化。番組への介入ではない」(08年3月)

○吉野正芳(3区、自民)

経済産業/厚生労働

・温暖化対策:「CO2削減効果が高い原発を政府が前に出てどんどん作るべき」(08年4月) 

・障害者自立支援法:「工賃を受け取る障害者が1割負担もするのには常識的に違和感を覚える」(07年10月) 

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