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〈総選挙09@ふくしま〉前職の国会発言:下 麻生首相の姿勢、牽制と擁護

2009年8月18日

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 前職の衆院議員は国会論戦で何を語ったか。4、5区から立候補を予定する4人のうち、渡部恒三氏(4区、民主)はこの任期中、3回登壇し、いずれも首相の政治姿勢を問うた。当時の小泉首相に「あなたとお目にかかったころから、この人は総理大臣になると思ったけれども、まさか5年もやるとは思わなかった」と牽制(けんせい)。5年間を総括し格差が拡大した、と批判した。

 麻生首相については国民の信頼が得られていないと指摘。「あなたは人柄は非常にいい、私は大好きな男だったんですが、総理大臣にはならない方がよかったな」(09年2月)。

 渡部篤氏(4区、自民)は、ギリシャの哲学者アリストテレスが「金が金を生むことはありえない」と言ったのを例に金融資本主義を「虚業」と非難。実業中心の日本型資本主義の再興を訴えた。財政出動の重要性も説き、「従来型の公共投資は本当に不要なのでしょうか」(09年4月)と疑問を呈した。

 坂本剛二氏(5区、自民)は、民主党が安倍内閣に対し不信任決議案を出した際、イラク特措法や教育再生関連法が成立したことを例に挙げ「戦後レジームからの脱却であり、小泉内閣に勝るとも劣らない安倍内閣の成果の表れ」(07年6月)などと擁護した。海上保安庁のテロ対策についても質問に立った。

 吉田泉氏(5区、民主)は、格差是正に関して税制問題を取り上げた。日本は所得税の累進性が弱く、「給与所得控除なども特別、高額所得者に有利な制度になっている」(07年4月)と指摘。高額所得者の負担を是正すべきだ、と述べた。このほかの質問は花粉の発生源対策や温泉法、子どもの有害サイト閲覧規制など多岐にわたった。

 (この連載は田玉恵美が担当しました)

■前職議員の国会での主な【所属委員会】と発言の一部(敬称略)

◇渡部恒三(4区、民主)

【所属委員会】行政改革に関する特別委/予算

 《テーマ》  小泉首相の政治姿勢

 《発言内容》 「あなたが総理になってから首都圏に金も物も人も集中している。地方が切り捨てられている」(06年4月)

   *

 《テーマ》  麻生首相の政治姿勢

 《発言内容》 「あなたの答弁を聞くと、郵政民営化に反対だったんだか賛成だったんだかわからない」(09年2月)

◇渡部篤(4区、自民)

【所属委員会】決算行政監視/予算

 《テーマ》  経済危機対策

 《発言内容》 「積極的な財政出動による景気回復がなければ、税収も下がり、結果として財政も健全化しない」(09年6月)

   *

 《テーマ》  公共事業予算

 《発言内容》 「無理な公共投資はもうしていない時代になっている。公共事業予算をこれ以上削減すべきでない」(07年2月)

◇坂本剛二(5区、自民)

【所属委員会】予算/国土交通

 《テーマ》  道路特定財源

 《発言内容》 「特定財源を自由に使える一般財源にすると、各自治体間で道路に対する整備の度合いがまるっきり変わってしまう」(08年2月)

   *

 《テーマ》  海上保安庁の装備

 《発言内容》 「高速、高性能の不審船を捕まえるため、船艇や航空機の更新、整備を適切にやる必要がある」(06年6月)

◇吉田泉(5区、民主)

【所属委員会】 決算行政監視/財務金融

 《テーマ》  常勤講師制度

 《発言内容》 「やはり先生は身分がはっきりして、極力、正規の教員として採用するのが正しいんじゃないか」(08年4月)

   *

 《テーマ》  所得の格差拡大

 《発言内容》 「グローバル化に伴い拡大する格差を是正する仕組みが、今我が国は非常に弱い」(07年4月)

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