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〈09総選挙〉政権綱引き、論戦いざ 候補7人、支持を訴え 総選挙公示

2009年8月19日

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 第45回総選挙が18日公示され、県内では鳥取1区に4人、同2区に3人の計7人が立候補を届け出た。民主候補が「自民党政治の終焉(しゅうえん)を」と訴えたのに対し、自民候補は「党を再建する」と有権者の理解を求めた。政権交代を巡る12日間の戦いが始まった。

 自民前職の石破茂氏は午前8時半ごろ、鳥取市戎町の選挙事務所に姿を見せた。周辺の商店街には約2千人(選対発表)が詰めかけた。

 県議、市議、町議らに交じり、特定の政党支援に慎重だった平井伸治知事も応援に駆けつけた。マイクを握り、農林水産大臣として政治力を発揮した石破候補に礼を述べ、「いろんなお願いをして、実現して下さっていることに対して信義を示さなくてはいけない」と訴えた。

 民主新顔の奥田保明氏はJR鳥取駅前で第一声を発した。周辺は「政権交代」と記したのぼりを手にした約600人(選対発表)の支持者が囲んだ。参院議員の川上義博・県連代表が「自民党政治が地方を壊してしまった。この選挙で自民党を壊して、罰を与えようではありませんか」とあいさつ。連合鳥取の五十嵐美知義・事務局長も「この選挙で自民党政治を断ち切らなければならない」と訴えた。

 共産新顔の岩永尚之氏の鳥取市職人町の事務所前には約150人(選対発表)が集まった。激励に立ったのは昨年末に派遣切りに遭ったという谷口保巳さん(52)。「家をなくし、お金もない。そんな中で共産党は親身になってくれた」。車いすで暮らす前田康子さん(53)も「障害者自立支援法では車いすを直すのにも1割負担が求められる。これでは障害者苦しめ法だ。共産党にがんばって欲しい」と応援のマイクを握った。

 諸派新顔の細川幸宏氏は鳥取市南吉方1丁目の事務所での第一声を終え、選挙カーで「減税、安全の幸福実現党」と訴えて回った。

 民主新顔の湯原俊二氏は午前9時からJR米子駅前で第一声を上げた。「政権交代」や「友愛」と書かれたのぼりが立つなか、約1千人(選対発表)が集まった。

 1区の応援に駆けつけて不在の川上・党県連代表のメッセージを妻の川上和子さんが「戦後政治の歴史で本格的な政権交代が目前です。これは皆様の手によって確実なものになる」と代読。党県連副代表の坂野真理氏も「この暑さよりも、もっともっと熱い思いで湯原俊二さんを当選させ、政権交代を実現し、日本の歴史を変えて行きましょう」と訴えた。

 午前8時40分、米子市加茂町にある自民前職の赤沢亮正氏の選挙事務所近くには約1千人(選対発表)が集まり、赤沢氏や選対スタッフはシンボルカラーの真っ赤なポロシャツで気勢を上げた。

 30度近い暑さの中、90歳になった相沢英之・元衆院議員は「大変に厳しい風が吹いていることを痛感しているが、勝ち抜いてほしい」。田村耕太郎参院議員も「前回を見ても赤沢亮正は追い抜いて勝つのが得意。みなさんと我々にかかっている」と訴えた。

 諸派新顔の甲谷英生氏はJR米子駅前などで「消費税全廃は関心を集めるための政策ではない。消費を回復できる唯一の党。雇用不安も解消します」と支持を求めた。

◇主な候補者の第一声

◆1区

●私が自民党立て直す 石破茂 52 自前(7) [比] 〈公〉

 今回、政権交代が言われるのは民主党がすばらしいからではありません。「自民党しっかりせんかい」という県民の声が、「一度代えてみましょうか」という思いになったから。甘いことばかり約束するのが政治ではない。あれもやります。これもやります。そんな政治家は国を滅ぼす。

 民主党の批判をする前に我々は己を省みなければならない。自民党は自らを厳しく律することを怠ってきた。身内に甘い。己をきちんと律することができない。そんな政党が、国民の皆様方にご負担をお願いし、厳しいことを乗り切ろうと言えるでしょうか。

 自民党を誠実な、謙虚な、地方に思いやりのあるそういう政党に立て直す。地域を潤いと活力のある地域に立て直す。日本の国を、誇りと自信に満ちた責任を果たす国に、この鳥取から立て直すために石破茂に力をお与え下さい。

●日本の政治変えよう 奥田保明 49 民新 [比] 〈国〉

 自民党の構造改革や三位一体改革で年金や医療、介護、雇用が土台から揺らいでしまった。これまで地域を支えてきた農林水産業をはじめ建設業、製造業、教育の現場までもが悲鳴を上げながら、懸命に働いているのが現実です。

 民主党は第1次産業の「戸別補償制度」や、生まれてから中学卒業まで子ども1人あたり月額2万6千円を支給する「子ども手当」を創設します。人間形成にとって最も大切な時期である公立高校の授業料を無料にし、私立高校生の学費負担も軽減。そして、長年にわたり希望の強かった最低保障年金の創設も政権公約として掲げています。

 政治とはすべての国民が安心して暮らせる社会をつくることです。鳥取1区が変われば民主党は政権交代を果たします。皆さんと一緒に鳥取1区から日本の政治を変えていこうではありませんか。

●ルールのある社会を 岩永尚之 52 共新 [比]

 暮らしから安心と希望を奪った自民・公明の政治に退場という審判を下しましょう。

 ルールある経済、社会を目指します。労働者派遣法を抜本的に改正し、正社員が当たり前という社会に変えます。75歳になったとたんに劣悪な医療に追い込む後期高齢者制度も廃止します。第一歩として75歳以上と小学校前の子どもの医療費を無料にします。

 憲法9条に立った平和の外交を進めます。武力でテロは解決できません。核廃絶のため先頭に立ってがんばります。消費税を増税せず、米軍への思いやり予算を高齢者や子どもたちを思いやる予算にと組み替えます。大企業減税をやめるだけでも年間7兆円の税収増です。

 民主党政権になっても、一致するものは共闘し、非核三原則の見直しなど危険な政策が実行されようとするときには防波堤になります。

◆2区

●暮らしの質を高める 湯原俊二 46 民新 [比] 〈国〉

 戦後から今日までの政治の歩みを振り返ると、経済成長だけを優先してきた国づくりが行われてきた。しかし、バブル崩壊以降、国民が求めている政治は、経済成長第一優先ではなく、国民の暮らしの質を高める政治です。そういう意味では、自民党政治の役割はもう終わっています。

 今こそ、国民の思いをしっかりと受け止め、国民の暮らしの質を高める政治が求められています。私ども民主党は、国民の暮らしの質、中身を高める政治を行います。

 今回の選挙は、政策を皆様が吟味し選び、その政権を支持し、政策を実施に移していく選挙です。一人でも多くの方にマニフェストを見て頂きたい。中学や高校の子どもさんにも見てもらい、政治の判断や選挙を身近に感じさせていただきたい。自民党政治を終わらせるため、この2区で議席を与えて欲しい。

●地方の再生必ず実現 赤沢亮正 48 自前(1) [比] 〈公〉

 私は4年間、徹底した現場主義で鳥取県、日本のために働いてきました。地方の声を聞くことなく、党や政権が政策を決定することがないよう、全力を上げてきました。

 与党が全力で行っている地方再生の流れを決して変えてはなりません。私はこの鳥取県から政権交代を阻止したい。日本経済を回復させ、地方の経済を立て直し、地方を守り抜く決意でこの場に立っています。

 私はこれから10年をかけて鳥取県の存在感を飛躍的にアップさせ、日本海の時代を本格的に到来させたい。20年かけて経済大国、生活大国だけでなく、配慮の行き届いた配慮大国に日本を変えたい。

 間違いなく鳥取県の将来のかかった選挙です。都市のためでない、地方のための政治を実現させなければなりません。どうか、自公連立政権を信任いただきたい。

■小選挙区の党派別候補者数

(区数2) 計 前 元 新 重複

自民    2 2 0 0  2

民主    2 0 0 2  2

公明    0 0 0 0  0

共産    1 0 0 1  1

社民    0 0 0 0  0

国民    0 0 0 0  0

みんな   0 0 0 0  0

改革    0 0 0 0  0

大地    0 0 0 0  0

日本    0 0 0 0  0

諸派    2 0 0 2  0

無所属   0 0 0 0  0

−−−−−−−−−−−−−−−−

合計    7 2 0 5  5

 (諸派は幸福実現党)

■候補者一覧

 (届け出順。氏名は原則として日常使用名。年齢は投票日現在の満年齢。カッコ内数字は当選回数。[比]は比例区重複候補者。〈 〉内の政党は推薦・支持。略歴の〈元〉以下は過去の経歴。▽は出身校、住所の順)

◆1区 候補者数4

 細川幸宏(ほそかわゆきひろ)40 諸新

 幸福の科学職員・幸福実現党県代表▽島根医大医学部▽鳥取市上町

    *

 石破茂(いしばしげる)52 自前(7)[比] 〈公〉

 農林水産相〈元〉防衛相・党県会長・防衛庁長官・防衛庁副長官・農林水産政務次官・衆院運輸委員長・新進党副幹事長・三井銀行員▽慶大法学部▽鳥取市上町

    *

 奥田保明(おくだやすあき)49 民新[比] 〈国〉

 党県副代表〈元〉医療法人理事・県議・衆院議員秘書▽早大社会科学部▽鳥取市湯所町2丁目

    *

 岩永尚之(いわながなおゆき)52 共新[比]

 党県書記長〈元〉党県東中部地区委員長・日本民主青年同盟県副委員長・鳥取医療生協職員▽鳥取大農学部▽鳥取市古海

◆2区 候補者数3

 甲谷英生(かんがいひでお)33 諸新

 幸福の科学職員・幸福実現党県副代表▽東海大政治経済学部▽米子市米原4丁目

    *

 湯原俊二(ゆはらしゅんじ)46 民新[比] 〈国〉

 党県代表代行・農業〈元〉県議・県監査委員・党県代表・旧米子市議・衆院議員秘書▽早大社会科学部▽米子市彦名町

    *

 赤沢亮正(あかざわりょうせい)48 自前(1)[比] 〈公〉

 党広報局次長・党行革推進本部幹事〈元〉日本郵政公社事業開発部長・国交省大臣官房総務課企画官・北海道交通企画室長▽東大法学部▽米子市日ノ出町1丁目

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