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〈選ぶ〉かじ取り、託す先は 4小選挙区に15人立候補

2009年8月19日

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 衆院選は18日公示された。県内の4小選挙区には自民4人、民主4人、共産3人、幸福実現4人の15人が立候補を届け出た。各候補は地元の事務所で第一声を上げると、多くの有権者に訴えようと選挙区内を走り回った。低迷する景気の回復や年金など社会保障制度の将来像、地方分権、環境――。数々のテーマで政権をかけた論戦が展開され、30日に投票、即日開票される。

●1区  

 幸福実現新顔の対中章哲氏は大津市の繁華街で大川隆法・党総裁の応援を受けた。民主前職の川端達夫氏はJR大津駅前で第一声を上げ、会社員らに配慮して夕方にJR石山駅前で出陣式。林久美子参院議員らが応援に駆けつけ政権交代を訴えた。

 共産新顔の川内卓氏はJR大津京駅前で第一声。その後は選挙カーで市内をくまなく回り、支持を呼びかけた。自民前職の上野賢一郎氏は夕方、同市の繁華街で出陣式。丸山和也参院議員が応援に駆けつけ、JR膳所駅前のときめき坂を2人で練り歩いた。

●2区  

 自民前職の藤井勇治氏は長浜市に続き、彦根市の事務所で出陣式。有村治子参院議員らがマイクを握り、イメージカラーの黄色のはちまきをした支援者らと「ガンバロー」と声を上げた。民主前職の田島一成氏は彦根駅前で第一声を上げ、マウンテンバイクで出発。長浜市の事務所での出陣式では徳永久志参院議員らがマイクを握り、夕方に彦根市でも出陣式があった。

 幸福実現新顔の池田信隆氏は長浜市で出陣式を開いた。

●3区  

 人口が増え、無党派層の票の行方が注目される。共産新顔の木村真佐美氏はJR草津駅前で第一声。憲法9条の堅持を唱え、「建設的野党」の重要性を主張した。自民前職の宇野治氏は守山市の事務所で景気回復などを訴えて遊説に出発。伊吹文明・元党幹事長も応援に駆け付け、守山、栗東両市で並んで演説した。

 民主前職の三日月大造氏は草津市の事務所前の第一声で政権交代を呼び掛け、夕方にはJR草津駅前でマイクを握り会社員らに教育や環境の整備を訴えた。幸福実現新顔の森川貢次氏は草津市内で出陣式を開いた。

●4区  

 自民新顔の武藤貴也氏は近江八幡市の事務所で出陣式。引退した前職の岩永峯一元農水相らが激励し、イメージカラーの青色のTシャツ姿の運動員らと選挙カーに乗り込んだ。共産新顔の坪田五久男氏も同市の事務所で出発式。節木三千代県議が「比例でも共産党を」と呼びかけ、「ガンバロー」と気勢を上げた。

 民主前職の奥村展三氏は湖南市役所前で第一声。徳永久志参院議員や西沢久夫東近江市長らがマイクを握った。夕方には近江八幡市でも出陣式を開いた。幸福実現新顔の曽我周作氏は日野町に事務所を構え、街宣活動を始めた。

◆主要政党候補者の第一声

 届け出順。氏名は原則として日常使用名。年齢は投票日現在の満年齢。カッコ内数字は当選回数。[比]は比例区重複候補者。〈 〉内の政党は推薦・支持

 <1区>

◇政権交代で暮らし守る 川端達夫(かわばた・たつお)64 民前(7)[比]〈国〉

 いよいよ選択の時が来た。政権交代実現という舞台に立てることに感謝するとともに、重い責任を感じている。弱い人がより弱くなり、自己責任の名の下に切り捨てられるのが今の政治だ。受けられる医療、教育にも格差が出ている。税金の使い方を変え、国民の暮らしを守るためには、政権交代しかない。政党同士が政策を競い合い、切磋琢磨(せっさたくま)する政権選択の選挙。8月30日に歴史が変わる。一緒に闘おう。

◇国民が主人公の社会に 川内卓(かわうち・たかし)53 共新[比]

 どんな新しい日本をつくっていくのか、日本の針路が問われる選挙だ。今の政治は国民の声よりも、大企業の要求で動く財界中心の政治だ。外交は軍事同盟中心になっている。こんな政治を変え、まじめに働けばまともに暮らせる権利を守るルールのある経済社会を実現させるため、憲法9条を前面に出して、平和外交を進め、国民が主人公となる社会を築き上げる。高齢者医療制度、年金、雇用面も見直していく。

◇自信の持てる国目指す 上野賢一郎(うえの・けんいちろう)44 自前(1)[比]〈公〉

 官僚の既得権をなくし、政治家自ら襟を正し、我々の世代の政治家が率先して汗をかく。国民の不安を解消するため介護施設を2倍のスピードで整備し、家庭の教育費を減らす。北朝鮮問題などに毅然(きぜん)とした対応を取る。これから20年は国民、地域のためにがんばり抜く。日本人が「良い時代に生まれた」と自信を持って語れる国を目指す。厳しい選挙戦だが、逆風を乗り越えて勝利を得られるよう全力で取り組む。

<2区>

◇現実に即した政策実行 藤井勇治(ふじい・ゆうじ)59 自前(1)[比]〈公〉

 前回初挑戦で初当選を飾り、与党議員として地域の声を国政に届け、反映させてきた。一方で、湖北地域の毎日の生活の基盤整備がいかに立ち遅れているか痛感した。地域の代表としての使命を果たすべく、2回目の選挙に挑戦する。今、日本も世界も、目まぐるしく変化していて、スピード感のある変化に対して日本もしっかりと変わらなければならない。現実に即した新しい政策を立てて、国づくりに全力を傾注していく。

◇「郵政選挙」の爪跡に薬 田島一成(たじま・いっせい)47 民前(2)[比]〈国〉

 私たちの悲願の政権交代は国民の皆さんの暮らしのための闘いだ。郵政民営化を問う4年前の選挙以来、国民の生活は様変わりした。修学旅行に行けない子、高校進学をあきらめた子、病院にも行けないお年寄り、自殺者が毎日100人以上も出るおかしな日本にされてしまった。この4年間に小泉さんが残した爪(つめ)跡を洗い出し、薬を塗る仕事を私たちにおまかせ頂けるかを問う選挙だ。民主党のマニフェストを掲げて闘い抜く。

 <3区>

◇建設的野党として活動 木村真佐美(きむら・まさみ)54 共新

 今度の衆院選では、国民が主人公の新しい政治をつくるため、共産党に大きな支援をお願いしたい。75歳以上の高齢者から後期高齢者医療制度の廃止を求められる。若い母親には保育料が高すぎる、派遣切りされた労働者からは家もないという話を聞いた。極端な大企業中心の自公政治が暮らしを壊してきたことは明らかだ。新しい政権になった場合は民主の危険な行動の防波堤となり、建設的野党として活動する。

◇経済対策で景気上向き 宇野治(うの・おさむ)61 自前(2)[比]〈公〉

 昨年の経済危機以来、早く景気の回復をしなければいけないという思いで走ってきた。かつてない大きな経済対策を打ち、国内総生産(GDP)が年率換算で3.7%上昇した。これは自民党、公明党、麻生内閣が一致団結して実践した結果だ。生活が豊かになっていることを皆様に早く実感してもらうためにも、この選挙は負けるわけにいかない。滋賀県から自民党の国会議員がいなくならないようにしたい。

◇無駄廃し国の経営改革 三日月大造(みかづき・たいぞう)38 民前(2)[比]〈国〉

 日本の政治史上、初めて選挙で政権を交代させるという歴史的な選挙に候補者として立候補することに、強い緊張と責任を感じている。今の政治に対する不満は強く、新しい政治への期待も強い。政権交代は日本の経営改革。無駄と無理を廃し、簡単に借金や増税をせずに、必要なところにお金を振り向けられる政治をつくりたい。私は38歳。若さでつくり上げる日本、民主党だからこそ実現できる日本がある。

<4区>

◇若い世代への風起こす 武藤貴也(むとう・たかや)30 自新[比]〈公〉

 地盤、看板、カバンのない私に政治に参画するチャンスをいただいた。滋賀4区から日本の政治を変えていきたい。自民党への逆風をはねのけるために二つの言葉を挙げたい。一つ目は「世代交代」。政治を志す若い世代にチャンスを与え新しい政治の風を起こしていきたい。二つ目は「自民党改革」。戦後60年、自民党はこの国の発展に貢献してきたが、多くの課題が生じたことも事実。それを解決していきたい。

◇社会保障は拡充路線に 坪田五久男(つぼた・いくお)50 共新

 派遣切りや生活保護の母子加算廃止など、暮らしが深刻化したのは自民党による政治災害だ。働く人の権利を守り、子育てと仕事が両立できる社会を実現する。介護や医療の社会保障を拡充路線に変換し、子供や高齢者の医療費を無料化する。消費税増税ではなく、軍事費や大企業減税にメスを入れ財源を増やす。「国民が主人公」を目指す共産党を伸ばすことが新しい政治を前に進める一番確かな力になる。

◇地域に根ざした政治を 奥村展三(おくむら・てんぞう)65 民前(2)[比]〈国〉

 地方主権の時代だ。私には20年間の地方政治の経験がある。国のひも付き補助金をやめ、税金の無駄遣いをなくし、生活に潤いがあるような事業を進めたい。国は教育や福祉、外交などの基本をしっかり作ればいい。都道府県にプロデューサーになってもらい、地域格差が出ないようにしながら自分たちが誇れる町をみんなで作り上げる。今までの政治の流れ、補助金の流れを打ち破り、地域に根ざした政治を実現する。

■小選挙区の区割り

 1区…大津市、高島市

 2区…彦根市、長浜市、米原市、東近江市(旧湖東町と旧愛東町)、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町、虎姫町、湖北町、高月町、木之本町、余呉町、西浅井町

 3区…草津市、守山市、栗東市、野洲市

 4区…近江八幡市、甲賀市、湖南市、東近江市(旧湖東町と旧愛東町を除く)、安土町、日野町、竜王町

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