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3選挙区、14人立つ 与野党対決、熱戦火ぶた

2009年8月19日

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 衆院選が公示された18日、県内小選挙区には1区5人、2区5人、3区4人の計14人が立候補を届け出た。政権選択を最大の争点に、12日間の真夏の選挙戦の火ぶたが切られた。少子高齢化と人口減少が止まらない地域、担い手がいない農業、全国的にも厳しい雇用情勢を目の当たりにして、県内の有権者は国政にどんな思いを託し、どの政党、候補者に一票を投じるのか。投票は30日で、即日開票される。

◆1区、自・民前職の対決軸 2区、民主支持票カギ 3区、前回の3氏ら争う

 1区では、3選を目指す民主前職と、前回比例復活した8選を目指す自民前職が再び顔合わせ。共産は県内唯一の選挙区候補として新顔を擁立。ほかに、保守系無所属「平沼グループ」の新顔ら2氏が名乗りを上げた。公明が自民候補を、社民、国民新が民主候補をそれぞれ推薦し、自民対民主の構図が明確だ。

 2区では、公明推薦の自民新顔と民主推薦の社民元職のほか、民主を離党した県連元幹事らが支援する無所属新顔が立候補を届け出た。過去2回、民主公認で立候補したみんなの党新顔らもいる混戦。自民候補が引退議員から受け継いだ保守層の地盤をどの程度固めるのか、一方、どの候補が民主支持層の受け皿となるのか、注目だ。

 3区では、自民前職と民主新顔、自民県議が支援する「平沼グループ」新顔の、前回と同じ顔ぶれの3氏を含む4人が立候補した。保守分裂の様相に、公明は自主投票を決めた。保守系2氏は親の代からの地盤を引き継ぐ。地域選挙の色合いも濃い中、民主候補が風向きを味方に立ち、激戦が予想される。

■1区 主な候補者・初日の訴え(届け出順)

○農地活用し雇用を吸収 二田孝治氏 自前

 大不況を乗り越えて反転攻勢へ、と経済復興に取り組んだ結果、現在、景気は徐々に上向いている。国民に何が正しいのか、必要なのかを訴えていくことが基本姿勢だ。秋田県は、基礎的な基盤が弱いと感じている。農地などを十分に活用し、雇用を吸収していかなければならない。政治家となり三十数年間の集大成としたい。

○農業・医療・福祉で繁栄 藤井陽光氏 無新

 働くところが少なく、人口減少が続く秋田市。どのようにしたら再生できるのか。良い品質の品物を作って立派な価格で売る新しい農業の推進。日本海から吹き付ける風を生かした風力発電を中心とするエネルギー産業の充実。人的資源を生かした健康、医療、福祉、介護の里の建設。この3点セットの公約で秋田市に富と繁栄をもたらす。

○暮らし守る政治に転換 鈴木知氏 共新

 全県各地を回っていて、寄せられた声がある。農業、雇用、年金。今の暮らしがあまりにも大変で、将来への展望も失っている状態だ。自民・公明党政権の痛みの押しつけに耐えてきたが、暮らしは逆に悪くなったというのがみなさんの意見だ。暮らしを守る政治に切り替える。この総選挙で、日本共産党を大いに伸ばしてください。

○政権交代で日本変える 寺田学氏 民前

 この4年間、今の政権は生活をひとつでもよくしたのか、しっかりと有権者に問い、判断をあおぎたい。本当にこのままでいいのか。今の生活すら安定せず、将来にも希望を抱けないというのであれば、政権交代に託していただきたい。政権交代でしか変えられない日本があるということを、この12日間、のどがちぎれるまで訴えたい。

■2区 主な候補者・初日の訴え(届け出順)

○緑の産業革命、2区から 川口博氏 無新

 過去にとらわれると未来を失う。今までの政策にとらわれてはいけない。私は新しい循環型社会を目指し、小坂町でこつこつ取り組んできた。今、北秋田では木材からエタノールを作り出すプラントが動き出している。太陽の力を借りた緑の産業革命は、まさに2区の出番だ。私は有権者に一番近い候補者。一緒に新しい時代を切り開こう。

○創意工夫で元気・豊かに 佐々木重人氏 み新

 6年前、「政権交代」を旗印に政治を始めた。古くて腐りきった政治を変えないと秋田は元気にならない。秋田を豊かにする方法はたったひとつ。創意工夫をしていい物をつくり、全国に売ることだ。みんなと一緒に成功モデルを増やしていきたい。みんなのための政治をし、必ず秋田を変える。若い人が帰ってこられる秋田をつくる。

○高齢化社会のお手本に 金田勝年氏 自新

 待ちに待った出陣式を迎えた。この地域のために一生懸命汗をかく覚悟だ。ふるさとの声を国政の場に届け、政策に変えて実現を図る。農業で暮らしていける食糧基地をつくる。エコタウン計画を推進し、産業を興して活性化させる。医療、介護、福祉を充実させ、高齢化社会を逆手にとり、日本で見本となる県北、秋田をつくっていく。

○「農家で食える」社会に 山本喜代宏氏 社元

 今回の選挙は、格差拡大の競争社会から支え合いの社会へ、輸出中心から内需中心の経済政策へと転換していくための重要な選挙だ。農業政策を自民党にまかせてはいけない。農家が農業で食べていけるような、子どもに跡を継げと自信を持って言えるような農業政策を作る。高齢者、第1次産業が大事にされるような社会を作り上げていく。

■3区 主な候補者・初日の訴え(届け出順)

○秋田再生やり遂げたい 村岡敏英氏 無新

 「地元から国会議員を」という声に、この4年間本当に地元のみなさんの支えで活動してこられた。由利本荘、にかほ地域から、秋田3区の誇りを、地方の再生を、秋田の再生を必ずや、みなさんと一緒にやり遂げたい、この思いで頑張っていく。選挙戦は今日が初日、全速力で12日間を走り抜ける。ご支援をよろしくお願いしたい。

○新しい政治を作りたい 御法川信英氏 自前

 マニフェストにはいろいろあるが、この地域のために農業、雇用、医療に取り組みたい。足の引っ張り合いをする政治はもうやめよう。政策批判は堂々として、国を前向きに進める政治をやりたい。党は違っても同志がいるかも知れない。8月30日(投開票日)以降は新しい政治をつくっていきたい。心からそう思って選挙戦を戦っていく。

○汗を無駄にしない国に 京野公子氏 民新

 将来に安心感のある社会をつくるためには、政権交代が必要。政権交代は日本が変わるための第一歩。このスタートがない限り、日本社会はこれからも変わることができない。みなさんが働いて流した汗が無駄に地に落ちる、そんな日本に今回こそ終わりを告げさせて下さい。私はそのために12日間、死力を尽くして頑張っていきたい。

◆国民新党県支部が2区川口氏を支持

 国民新党県支部(石川錬治郎代表)は18日までに、衆院選秋田2区の無所属新顔、川口博氏を県レベルで支持することを決めた。

 川口氏から推薦依頼があったが、支持にとどめた理由について、石川代表は「党本部レベルでは民主、社民と協力関係にあるため」とした。

◆八峰の選挙人名簿、登録者数を訂正

 県選管は18日、17日に発表した八峰町の選挙人名簿登録者数のうち、男性を1人多い3455人、女性を1人少ない3970人に訂正した。

■小選挙区候補者一覧(届け出順)

 (年齢は投票日現在。カッコ内数字は当選回数。[比]は比例区と重複立候補。〈 〉内政党は推薦・支持。▽以下は出身校と住所)

◇1区 候補者数5

 二田孝治(ふただこうじ)71 自前(7)[比]〈公〉

 〈元〉党団体総局長・党広報本部長・党副幹事長・衆院内閣委員長・衆院文教委員長・農水政務次官・県議▽中大法学部▽秋田市将軍野南5丁目

 鶴田裕貴博(つるたゆきひろ)50 諸新

 幸福実現党県代表・幸福の科学秋田支部長▽日大法学部▽秋田市泉北1丁目

 藤井陽光(ふじいようこう)61 無新

 〈元〉日大本部学務部付審議役・文部科学省職員▽早大法学部▽秋田市中通2丁目

 鈴木知(すずきさとし)32 共新[比]

 党県委員・党県民生活対策室長〈元〉日本民主青年同盟県委員長・日本民主青年同盟中央委員▽大曲工高▽秋田市保戸野桜町

 寺田学(てらたまなぶ)32 民前(2)[比]〈社〉〈国〉

 党県代表〈元〉党国対副委員長・党男女共同参画委員会副委員長・党組織委員会副委員長・党青年局長・三菱商事社員▽中大経済学部▽秋田市手形山中町

◇2区 候補者数5

 川口博(かわぐちひろし)62 無新

 ノースアジア大総合研究センター客員教授〈元〉小坂町長・全国鉱山所在市町村協議会長・全国市町村職員共済組合連合会理事・町議▽法大工学部▽小坂町小坂

 藤原純一(ふじわらじゅんいち)58 諸新

 幸福実現党県副代表〈元〉県職員▽千葉商大商経学部▽鹿角市尾去沢

 佐々木重人(ささきしげひと)39 み新[比]

 健康食品販売会社長〈元〉伊藤忠商事社員▽東京外語大外国語学部▽大館市小館町

 金田勝年(かねだかつとし)59 自新[比]〈公〉

 党県顧問〈元〉参院議員・外務副大臣・参院厚生労働委員長・党副幹事長・農水政務次官・大蔵省主計官▽一橋大経済学部▽能代市中和1丁目

  山本喜代宏(やまもときよひろ)53 社元(1)[比]〈民〉

 党県代表・農業〈元〉党常任幹事・測量会社員・社青同岩手地区本部委員長・電電公社職員▽花輪高▽鹿角市花輪

◇3区 候補者数4

 村岡敏英(むらおかとしひで)49 無新

 情報誌編集長〈元〉衆院議員秘書・建設会社員▽日大商学部▽由利本荘市薬師堂

 御法川信英(みのりかわのぶひで)45 自前(2)[比]

 外務政務官〈元〉党国会対策副委員長・衆院議員秘書・秋田銀行員▽米コロンビア大国際関係公共政策学大学院▽大仙市大曲金谷町

 京野公子(きょうのきみこ)59 民新[比]〈社〉〈国〉

 党県副代表・ホテル専務・精密部品製造会社監査役〈元〉県議・旧湯沢市総合振興計画審議会委員・市教育委員▽早大文学部中退▽湯沢市田町1丁目

 西本篤(にしもとあつし)39 諸新

 幸福実現党県副代表・幸福の科学由利本荘支部長〈元〉ビル設備会社員▽追手門学院大経済学部▽由利本荘市矢島町七日町

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