現在位置:
  1. 2009総選挙
  2. 地方ニュース
  3. 埼玉
  4. 記事

〈09総選挙〉激突、大物が続々県内入り 小泉元首相・鳩山民主代表

2009年8月20日

印刷印刷用画面を開く

 総選挙の公示翌日の19日、小泉純一郎元首相と鳩山由紀夫・民主党代表が候補者応援のために埼玉入りした。前回の「郵政選挙」の象徴でもある小泉元首相と、今回の「政権選択選挙」の一翼を担う鳩山代表。有権者はどんな思いでそれぞれの言葉に耳を傾けたのか――。演説会場で話を聞いた。

 JR大宮駅近くのホテルの会場に小泉元首相が姿を見せると、どよめきが起こった。

 小泉氏は「自民党もたまには野党になるのも悪くない。民主党も批判ばかりしてないで、与党の苦しさを味わってほしい」と笑いを誘った。一方で、民主党の子ども手当や高速道路無料化を批判。「それ以外の政策は予算を削らないとつじつまがあわない。どんなマジックを見せるのか見ものだ」と語った。

 埼玉5区の自民前職の陣営によると、小泉、安倍、福田の首相経験者3氏と麻生首相の応援を党本部などに打診したという。「郵政民営化など『官』に守られた仕組みに切り込んだ。(候補者の)改革者としての姿勢が伝われば」と期待する。一方で小泉改革による痛みへの反発に警戒感も。別の陣営関係者は「リスクはあるが、まだまだ神通力はあるはず」。

 一方の鳩山代表は、19日夕から、春日部市や三郷市などでマイクを握った。東武線春日部駅前の歩道を埋め尽くした聴衆を前に、「政権交代を今こそなさなければ。日本の予算には無駄はないというが、無駄だらけだ」と力説。自公政権に対し「公約を果たしていない。選挙で責任をとらせよう」と訴えた。

 埼玉13区の新顔の陣営によると、春日部入りは党本部で遊説日程に組み入れたという。「党が力を入れる重点区としてアピールできる」と期待する。忙しい日程での来訪を「それだけ厳しい選挙区だからこそ」と、引き締めにもつなげる考えだ。

 14区の元職陣営も「重点選挙区だとわかってもらえる」と話す。代表自ら政権交代を語ることで「政治が有権者に戻ってきたと、今回の選挙の意義を理解してもらえるよい機会」とみる。

●「話はユーモアがある」高評価 31歳 

 会社の同僚同士3人で小泉元首相の話を聞きに来たという久喜市の女性(35)は「カリスマっぽいイメージはまだあると感じたが、この4年間、自民・民主が互いにけなし合いし続けてきただけ」。三郷市の女性(31)は「街頭演説は聞く気がしないが、小泉さんの話はユーモアがある」と高評価。「なんだかんだ言っても自民かな」

●「投票無駄」から「必ず行く」へ 34歳 

 鳩山代表の話を聞きたいと春日部駅前に足を運んだ久喜市の会社員男性(34)は、代表の話を聞いて年金問題に興味をもったという。「行っても無駄」と思い、これまで投票に行ったことはない。だが「今回は必ず行く」。三郷市の三郷駅前に、6歳と1歳の子どもと一緒に来たという同市の看護師(30)は、「政権交代はできる」と感じたという。

◇有権者ひとこと

■小泉元首相を聞いて■

さいたま市中央区・主婦(62)「話は面白かった。郵政民営化は良かったと思う」

さいたま市中央区・会社役員男性(54)「民主党は寄せ集め。まかせて安心感があるのは自民党」

さいたま市大宮区・会社員男性(38)「郵政民営化は間違いじゃないが、税金の無駄遣いがなくなったわけではない」

さいたま市北区・大学院生女性(23)「郵政民営化の話など、批判への言い訳に聞こえた」

さいたま市西区・無職女性(27)「改革の中身や民主への反論をわかりやすく説明してくれた」

■鳩山代表を聞いて■

三郷市・会社員男性(36)「政権交代はできると思う。遅かったくらい」

三郷市・会社員男性(62)「自民は国の借金を増やした。民主は無駄遣いをなくして」

春日部市・主婦(34)「民主の子育て支援に関心はあるが、税金が増えるのは困る」

春日部市・会社員男性(68)「今回は政権交代の風が吹いてもらいたい」

羽生市・会社員男性(48)「鳩山さんは庶民の方をみて政治をしてくれると思った」

検索フォーム