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主な候補者こんな人 秋田1区

2009年8月20日

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(届け出順)

◆「政治は経験」挑戦続く 将棋腕前四段、攻めるタイプ 二田孝治氏(71)自前

 政治は愛情――。衆院議員だった父親に、そう教えられた。なかなか支持が広がらない地域での選挙戦について意見を求めれば、「お前の愛情が足りないからだ」と言われた。

 71歳。8期目を目指す。八郎潟干拓にかかわった父の姿に「政治の力が大きな湖を変えた」と感じ、政治の世界に飛び込んだ。「政治はマラソン。経験を積めば積むほど、その経験を生かすことができる」

 農水政務次官を務めるなど、農政には強い自負がある。地方政治に限界を感じた県議時代があるからこそ、地方と国をつなぐことに力を注ぐ。今選挙も一番に訴えるのは農業や林業の基盤強化だ。

 国民が自民党に対して不信感を持っていることは感じている。地方によって必要な政策が違い、党内の意見が一致しないこともある。自身も、地方と都市の格差拡大につながる、として自民党がマニフェストに掲げる道州制に反対している。「地方のための政治が、党がバラバラになっているように見えるのかもしれない。しかし、理念は一つだ」

 お酒は一滴も飲めない。食事は「早飯、3分」。四段の腕前の将棋は攻めるタイプ。政治も挑戦をやめない。

◆街の衰退ぶりに危機感 囲碁は全国級、思考力に貢献 藤井陽光氏(61)無新

 大学紛争が盛んだった学生時代。やりたいことが見つからず、「青春の放浪をした」後、20代後半で国家公務員試験に合格。文部省(現文部科学省)に入省し、子どもの健康づくりや私学の設置認可に携わった。経済企画庁(現内閣府)にも出向。他省庁や民間企業からの出向組と交流し、20年後の日本のビジョンづくりに携わったのが印象深いという。

 文科省を退職後、私立大学職員に。役所勤めでは無縁だった民間のコスト感覚に触れた。「役所流」が普通でないとわかり、以来「役所をクールに眺めるようになった」。

 身内の面倒をみるために秋田に頻繁に足を運ぶようになり、衰退ぶりが気になった。秋田市中心街にあった、歩けば肩がぶつかるようなにぎわいが、今はない。「疲弊する地方と国の同時救済が必要」と国政を志すように。

 中高時代の同級生の大半から、「やめた方がいいっすべ」と止められたが、平沼赳夫元経産相の「日本のために立ち上がるべきだ」という言葉にも後押しされ、「清水の舞台を飛び降りる思い」で立候補を表明した。

 小学生の頃始めた囲碁は全国大会に出る腕前。「筋道を立てて意思決定する、ものの考え方が身についた」

◆弱者の叫びに耳傾けて 子供との時間、何より大切に 鈴木知氏(32)共新

 弱い立場の人たちを助けたい。その一心で、政治家を志した。働く環境の悪化、苦しい生活、高齢者や若い人たちが安心して暮らせる国づくりをしたい。

 3人の子どもを1人で育て、町議も務めていた母親の背中を見て育った。高校生の時までは、自分の生活と政治は関係ないと思っていた。しかし、母の勧めで政治の勉強を始めると、消費税がどのように使われているかも知らないことに気が付いた。「有権者が知らされていないことは多く、無関心にさせられている現状があると感じた」

 景気悪化の影響で、党事務所への相談電話が増えている。直接事務所を訪れる人も少なくない。「父親が過労で倒れた」「雇い止めになり、寮を出された」「両親が仕事を失い、大学をやめた」。悲痛な叫びに耳を傾け、相談に乗る。本人たちに責任はないのに、苦しい生活を強いられている。「雇用にも働き方にも国が定めたルールがある。守らせなければならない」

 ハードな選挙戦でも、子どもたちとふれあう時間は大切にしている。毎朝6時、長女(4)と長男(2)と近所の公園に行くのが日課だ。少ない休日も家族と過ごす。「政治活動に向かう活力の源は、家族の支え。父親として子どもの将来を守りたい」

◆自ら変える旧来型政治 音楽ライブや読書が息抜き 寺田学氏(32)民前

 「政治の世界は嫌いだった」という。市長、知事としての父親の姿を見てきた。悪く言われることもあり、悩み苦しんでいる姿も知っていた。

 そんな世界に飛び込んだのは、27歳の時。大卒後、就職した商社を「自分の責任でできる仕事がしたい」と退社。司法試験の勉強を始めた。ある日、市議を目指して脱サラした友人と、日本の政治について議論になった。政治のおかしさ、違和感……。「そこまで思っているなら、なぜ自分でやらないのか」。友人の言葉がきっかけになった。

 「おかしなところがあったら、おかしいと思った人間がやらないと変わらない」。政治家になった理由を聞いた時、そう言った父親の言葉も印象に残っていた。

 05年衆院選で再選。4年間で「大きな仕事は残せていない。野党の限界があった」と自省する。3選を目指す今回の目的意識は「政権交代」と明確。政権交代がない政治では、国民の声が届かない、と考えている。

 今回、選挙で違和感だったひとつ、選挙カーでの名前の連呼はやめた。「そういう時代じゃない」。音楽ライブやカフェでの読書が息抜き。2度の選挙を勝ち抜いた自分流の戦い方だ。

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