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〈どっちさいぐ 09政権選択〉相手地盤で遊説合戦 激戦・秋田3区

2009年8月22日

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◇「地域の争い」から変容

 激戦が続く衆院選秋田3区。かつてはベテラン議員が地盤を守ってきた選挙区で、地元重視の「地域選挙」が繰り広げられてきたが、今回は変化が起こっている。強い雨が降った21日、主な候補者を追った。

 「横手のみなさん、地元の御法川です」「帰って参りました」。この日午後、自民前職の御法川信英氏(45)の選挙カーが横手市内に入ると連呼の内容が変わった。人口の多い横手市は各陣営にとって魅力的だ。大仙市出身だが、前回選挙で、横手市で最多得票だった御法川陣営は「地元」を強調したいのだろう。

 選挙戦では他陣営の批判は控えてきた。しかし、新聞の世論調査などで全国的な民主党の勢いが伝えられると、この日、横手市内の街頭での小集会では民主批判が口を突いて出た。「1回ほかの人に政権を任せてみたらという意見があるが、自公でない政権が出来たら、ものごとが大きく変わってしまう」

 自民への逆風の中、「真摯(しんし)に反省して出直さなくてはいけない」とし、「足の引っ張りあいでは良い政治は出来ない。どうしても新しい政治をつくりたい」と訴えた。

 「政権交代」を掲げる民主新顔の京野公子氏(59)は午前8時、由利本荘市の道の駅「岩城」からスタート。参院議員の松浦大悟氏とともに、住宅街をくまなく回り、支持を訴えた。午前11時、同市の亀田城前では、集まっていた住民らに「頑張って」「期待している」などと声を掛けられ、「みなさんの一声一声が力になります。みなさんの生活を守るために頑張ります」と握手をして回った。

 7月、由利本荘市であった講演会では、「4年前の選挙では地盤の湯沢市を出て活動すると、帰るように言われた。今は温かく迎えられ、うれしい。でも、同時に政権交代が必要だということ。責任を強く感じる」と目頭を熱くしていた。公示前、民主党本部から鳩山代表や菅直人代表代行ら幹部が応援に入ったときも、他候補の地盤の大仙市や由利本荘市で演説会を開いた。

 無所属新顔の村岡敏英氏(49)は午前8時、湯沢インター近くの国道沿いで遊説をスタート。湯沢市は他候補の地盤だが、前回6割を超える票を固めた地盤の由利本荘市以外でもこの4年、住宅街や街角でハンドスピーカーを手に演説し、票の掘り起こしを図ってきた。

 午後2時、湯沢市横堀のスーパーでの演説には、多くの支持者らが集まった。「政界再編」と書かれたのぼりを立て、「秋田はこのままじゃいけない。秋田再生のために私を働かせて下さい」と訴えた。会場を訪れた女性は「お父さんの兼造さんの時から応援してきた」。

 選挙戦の前半は人口の多い大仙市や横手市、湯沢市を精力的に回っている。陣営の1人は「兼造氏は自分の選挙の時にも回ったことのなかった小さな集落を隅々まで訪れ、支持を呼びかけている」と話した。

■候補者一覧

【秋田3区】

 村岡敏英 (49) 〈元〉衆院議員秘書 無新

 御法川信英(45) 外務政務官     自前

 京野公子 (59) 〈元〉県議     民新

 西本篤  (39) 幸福実現党員    諸新

 (敬称略。届け出順)

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