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〈09総選挙〉残る政党、比例区に力 自民・民主、小選挙区で大激戦

2009年8月24日

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 小選挙区で激しくしのぎを削る自民と民主。それ以外の主要な政党にとって、比例区は党勢をかけた「主戦場」ともいえる。公明は同じ与党である自民との選挙協力で乗り切る構えだが、逆風にさらされる中、自民にも余裕はなくなってきている。一方の野党も、追い風に乗った民主に与党批判票が集中するのを避けようと必死だ。

○得票数減に危機感 公明

 比例中国ブロックでの2議席確保を目指す公明にとって県内の得票への期待は大きい。05年総選挙での県内得票数は6万2千で、得票率は18.0%。和歌山(18.9%)、福岡(18.4%)に次ぐ高さで、同党の「金城湯池」の一つだ。特に、過去2回の総選挙で保守が分裂した鳥取2区では、保守の2陣営が「比例は公明」と訴え、得票率は03年が20.6%、05年が18.9%に達した。

 だが、与党への逆風が吹いた07年の参院選での県内得票数は5万2千まで減った。今回も公明の危機感は強い。

 自民党も今回はブロック内の各小選挙区で苦戦しており、候補者の比例復活のためにも、「比例は公明」と呼びかける余裕はあまりない。民主新顔との激戦が続く鳥取2区では、自民前職が「比例は公明」と強調しているが、自民党県連のある幹部は「1区は候補者の後援会が公明さんを支える。県連は『比例は自民へ』と訴えたい」と話す。

○3万2000票を目標に 共産

 共産は、鳥取1区では新顔候補を立てたが、2区では擁立を見送った。自民、民主が「政権交代」をかけて選挙区で激戦を繰り広げるのを見据えて、比例区での選挙活動に力を注ぐのが狙いだ。

 公示前の2日に志位和夫委員長が来県した際、選挙区候補者の演説時間を約3分、比例区候補者を約10分にしたのも、比例区に力を入れている証しだった。選挙区の新顔候補も比例区を重視し、街頭演説では党の政策説明に力を入れている。

 共産の比例区での県内得票数は、03年総選挙が2万1870票、05年総選挙が2万2258票、07年参院選が2万128票。得票率でみても6%台と横ばい傾向が続く。

 今回の比例区の県内得票の目標は3万2千。同党県委員会の幹部は「比例区に力を注いでおり、有権者の反応もかなりいい。98年の参院選では3万5千票を超えており、十分可能な目標設定だ」と強調している。

○初の比例候補のみ 社民

 社民党県連は今回、96年の小選挙区制の導入後初めて小選挙区で候補者を擁立しなかった。そのため、小選挙区では民主党候補を応援する一方で、比例区に全力を注ぐ。

 社民の比例区での県内得票数は、03年総選挙が2万2155票(得票率7.07%)、05年総選挙が2万433票(同5.9%)、07年参院選が1万6149票(同5%)で、減少傾向にある。

 公示後、ビラの配布と選挙カーでの遊説を中心に活動している。県連幹部によると、法定ビラと政策ビラを合わせた配布枚数は約4万5千部で、05年より約3割減。選挙カーが使えたのは公示日の18日の約2時間と19日。有権者の多い他県が優先されているという。

 県連幹部は「県内の党員数は約150人で、05年とほぼ同じだが、約6割が65歳以上。ビラの配布には限界があるが、政策で勝負したい」と話す。

○民主と協調で戦い 国民新

 国民新党は民主党と協力して選挙戦を進めている。支持団体の郵政政策研究会のメンバーは公示前、民主党県連とともに、鳥取市内の約30カ所で「政権交代」をPRする朝立ちを実施。公示後に国道沿いや中山間地の道路で国民新党のポスターを張り替えた際には、「政権交代」と書かれた鳩山由紀夫・民主党代表のポスターを隣に張って協調関係をアピールした。

 国民新党は県内の小選挙区に候補者がおらず、選挙活動を展開しづらい。そのため、八頭町役場前で19日にあった民主党候補者の演説会では、メンバー約50人が国民新党のビラ700枚を配布。同研究会因幡支部の幹部は「国民新党の得票には限界があるが、これは正義の戦い。郵政株式売却凍結法案を可決してほしい」と政権交代に期待する。民主党関係者は「郵政研の協力は心強い」と話す。同党県連内では、「国民新党には比例区で議席を取って欲しい」との声も出ている。

○小選挙区と連動 幸福実現

 幸福実現党は、県内二つの小選挙区にいずれも候補者を擁立。小選挙区での選挙活動と連動した形で、比例票獲得を狙っている。

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