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〈あすを選ぶ 09衆院選〉自民、女性票に照準? ネットワーク魅力

2009年8月25日

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 自民党が女性票の獲得に力を入れている。業界団体などこれまでの支持団体の「自民離れ」が進むだけに、陣営にとっては、女性のネットワークは魅力に映るようだ。

 自民党前職のある陣営は公示日の18日夜、地元で女性の集いを開いた。会場には500人以上が詰めかけ、立ち見も出た。

 3期目を目指す候補者は壇上に立って、得意とする政策論を封印し、自らの生い立ちなどをユーモアを交えながら話した。最後は「私は女性が好きです。女性のためなら何でもする」。

 陣営は、今後は女性支持者が後援会の核となるとみて、その獲得を最重点の一つに位置づけている。事務所は「女性票を獲得するのは難しいが一度つかめば離れない」と期待をつなぐ。陣営の女性幹部は「当選には女性パワーがカギを握る。何とか盛り上げて女性同士のネットワークを最大限に生かしたい」と話した。

 ほかの自民党候補も女性票獲得に熱心だ。接戦が伝えられる前職には、女性経営者ら20人が3年前に結成した「ヤングスワローズ(若いツバメ)」という応援団がある。年に数回、前職を囲んで経済政策などを議論してきた。22日には選挙区内に住む女性140人を前に、女性に関心の高い子育てや社会保障の問題を取り上げ「子育てには、女性が働く環境をどう整備するかが重要。法律を改正するなどいろんな事をすすめている。どうか支持を広げていただきたい」と話した。

 ベテランの前職は複数の女性後援会を持つ。後援会員の女性(60)は「(前職が)真っ黒になって一生懸命な姿を見ると何とかしなくちゃと思う」と熱い。

 過去の選挙でも、自民党候補は男性票より女性票の獲得に成功しているようだ。

 朝日新聞社の出口調査によると、07年参院選では民主党候補が自民党候補に圧勝したが、男女比では、自民党候補が男性票の25.96%を獲得したのに対して、女性票は31.79%を獲得。民主党候補は男性票の63.82%に対して、女性票は55.69%にとどまっていた。05年衆院選でも同様の傾向だった。

●集票力を意識、民主にも動き 独身候補には壁?

 ある民主党新顔は独身であることが壁になっている。夫人の存在が女性支持者とのかけはしになる場合が多いためだ。陣営幹部は「女性票は意識するが、その手立てが見つからない。連合の女性組合員を集めて集会を開くことも検討したができなかった」。

 女性に対象を絞った活動にそれほど重点を置いていない民主党候補の中で、例外もいる。ある前職は、女性支持者がつくった「歩こう会」(会員約500人)と熊野古道や上高地などに出かけている。会員のほとんどが女性だという。このほか、会員約600人全員が女性の「よつば会」と年に2度ほどバス旅行に出かけ、女性の支持獲得に熱心だ。

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