手塚治虫文化賞

第13回短編賞

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ブッダとイエスをコメディーで

『聖☆おにいさん』 中村光作(講談社)

『聖☆おにいさん』表紙©中村光/講談社

 家事が得意で倹約家のブッダと、買い物好きで楽天家のイエス・キリストが、安アパートに住んで「下界でのバカンス」を楽しむという、驚きの設定。「宗教と日本人との結びつきを親しまれるコメディーマンガに描き出した独創性」が評価された。

 「神様系のキャラが好きでイエスを描いてみたらかっこよかった。2人は、すてきだなと思う理想の人間像」と話す。随所にちりばめられた宗教ネタも人気だが「マニアックにならないよう、うろ覚えくらいで描いています」。

 読めば笑いとともに心がいやされて、2大聖人への尊敬もいや増す。ゆるゆるで平和な幸福感は「みんなが仲良くできる世界に」との思いから。宗教者から「親しみがわく」との反響も来るそうだ。


《なかむら・ひかる》

中村光さん中村光さん

 84年、静岡県生まれ。01年に「海里の陶」でデビュー。青年誌で「荒川アンダー ザ ブリッジ」も連載中。

※受賞者プロフィールは当時のものです。