朝日新聞社 航空部 l 先輩からのメッセージ

【羽田基地 勤務】

① 45歳・運航課(事業用操縦士:飛行機、回転翼)

 2015年の関東・東北豪雨による鬼怒川決壊や2016年の熊本地震など、毎年のように発生する大規模自然災害に衝撃をうけ、災害や事件・事故の現状を多くの人々に知ってもらうため報道パイロットを志し2017年に入社しました。
2020年7月、九州の豪雨取材では、記者、カメラマンとともに悪天候に強いC560サイテーションで羽田空港を離陸し、被災地の現状をいち早く取材しました。苦労して取材した記事や映像が朝日新聞の紙面や朝日新聞デジタルなどに大きく掲載されたときは充実感があります。
事件や事故、災害はいつ発生するかわからないため、格納庫で待機する時間が長くなることもありますので、オンとオフの気持ちの切りかえが上手にできる人が向いているかもしれません。報道パイロットは奥が深く、非常にやりがいがある仕事です。ぜひ、応募して下さい。

 

② 44歳・運航課(事業用操縦士:飛行機、回転翼)

 飛行機、ヘリコプター両方に乗れることが最大の魅力でした。操縦士12名で全国をカバーするため、1人に掛かる負担は大きいかもしれません。また最大で4機種をいつでもどこへでも運航しなければならないため日頃の準備や、知識の更新も欠かせません。ただ、それ以上に上空からしか見られない景色や、良い写真、映像が撮影できたときは非常にやりがいを感じることができています。また報道機関で航空機を自社運航しているのは新聞社だけです。その中でも事業免許を取得し、テレビ局との新たな事業を展開しているのは朝日新聞だけです。以前は官庁に在職しており、災害救助などでは報道機関の情報が必要不可欠でした。今、立場は変わりましたが、伝えることの重要性を日々実感しながら業務に臨んでいます。

 

③ 35歳・整備課(一等航空整備士:回転翼)

 部品調達から書類管理まで、現場の整備士がすべてこなす業務形態に最初は戸惑いました。前職では書類仕事は別な部署の仕事だったので。でもイチからすべてこなすことがスキルアップにつながっていると感じます。搭乗整備士として2機種のヘリに乗っています。最初は酔うことがありましたが、最近は大丈夫です。事件現場では多くの報道ヘリが集まります。操縦士への声かけのタイミング、見張りの勘所など緊張感を持って臨んでいます。
昨年、病気で職場を離れることがありました。長期休職は悩む人も多いと思いますが、職場のサポートに支えられ、復帰しました。元通り働けていることに、感謝しています。

 

④ 31歳・整備課(一等航空整備士:飛行機、回転翼)

 ライン整備も経験したいと志望しました。搭乗整備士として事件や事故現場に出ています。報道の職場ですがローテーションで回しているので、長い希望休も取れています。
2019年の台風19号災害では、宮城・丸森町上空に出動しました。人の生活がある街なのに、一面、真茶色の湖のような姿は衝撃でした。最近ではC560サイテーションで噴火中の西之島の取材に行きました。写真や動画をお伝えできることに達成感を感じています。
2018年、夏の甲子園開会式で、松井秀喜さんが投げる始球式ボール付きの社旗をヘリから投下する役目を担いました。甲子園出場の夢をもっていた元球児です。アルプススタンドの視線を感じながら「聖地」を飛びました。緊張したのですが「夢の舞台」の上空には、また行ってみたいです。

 

 

【伊丹基地 勤務】

① 40歳・運航課(事業用操縦士:飛行機、回転翼)

 現在、伊丹基地で勤務しています。東海から中四国が主な担当地区ですが、気象条件等によって取材エリアは日本中様々です。羽田にある小型ジェット機「あすか」は日本全国をカバーしているため、ヘリでは難しいとなれば飛行機での取材を伊丹から要請することも。取材のためにフライトするだけでなく、天候や機材の状況を把握して、取材の判断や調整をすることもパイロットの重要な仕事です。取材内容は災害、事件事故、四季折々の風景のスケッチから過去の町並みとの比較撮影など様々。時には海外で取材することもあります。難しいフライトも多いですが、空撮だからこそ正確に伝えられる報道もあり、やりがいを感じています。

 

② 29歳・整備課(一等航空整備士:回転翼)

 いま、先輩のサポートを受けてAW169の点検をしています。機付整備士になるためです。6月、搭乗整備士の社内資格を取りました。前職では搭乗の機会はまれでした。コ・パイ席で操縦士の補佐をして機体に位置情報など入力作業をする際には、「任せられている」という実感があります。安全のための見張りには気が抜けません。動画撮影と編集は想像も経験もしなかった仕事。楽しいです。どちらか選べと言われれば、搭乗整備士の仕事の方がやりがい感じていますけど。
入社半年で、イタリアでレオナルド社の整備士の講習を受けました。通訳が付かず大変でしたが、メーカーの技術者と直接やりとりできたのは大きな財産になりました。

 

③ 36歳・航空電子課(一等航空整備士:飛行機)

 大阪・朝日放送テレビの新ヘリ報道改修を担当しています。アビオ関係のパーツの発注、受領、検品、交換作業、書類作成まで自分で完結します。仕事を任され充実していると感じています。調達ルートの新規開拓も挑んでいます。組織が小さい分、経験を積めます。
台風被害で関空の橋にタンカーが衝突した映像、覚えていますか?あの動画を他社に先駆けて撮影、生中継しました。弊社は空撮動画の撮影を整備士が担います。朝デジ報道用に編集する仕事もします。応募時にこの業務をするとは思っていませんでした。「報道ヘリは救助ができない」とつらくなるような場面にも立ち会いました。「伝える」=「助けを呼ぶ」と考えて報道と向き合っています。

 

 

【福岡奈多ヘリポート 勤務】

① 47歳・運航課(事業用操縦士:飛行機、回転翼)

 福岡でヘリコプターMD900型に乗務しています。これまで他の組織で緊急運航の多い運航に携わってきました。報道も緊急運航の多い、と言うより緊急運航ばかりの職種です。事件・事故は現場がなくなってしまうこともあり、取材は時間との勝負です。また、機体の性能をフルに使わなければならないことも多かったり、悪天候の合間を縫ってフライトしたり、難しくもやりがいのある仕事です。とは言え、そこは航空機を道具とする職場です。運航は慌てず焦らず「急がば回れ」を心がけています。福岡は少人数ですが、衛星通信も利用したバックアップ体制にも助けられ、運航に集中できる環境で日々勤務しています。

 

 

以上


 

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