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朝日新聞社: 好きな作家が特別授業!オーサービジット2014

 

ベルマーク版 オーサー・ビジット

トゥルルン♪歌って踊る校歌
 ダンサー・振付家、近藤良平さん@南丹市立園部第二小(京都)


 「腰に手をあてて回すよ~、トゥルルン、トゥルルン♪」。ダンサーで振付家の近藤良平さんのかけ声に合わせ、体育館に集まった児童たちも「トゥルルン、トゥルルン!」。トゥルルンとは「滑らかに」という意味だ、おそらく。

 ダンスカンパニー「コンドルズ」を主宰し、NHKの朝ドラや、子ども番組の振り付けでも人気の近藤さん。この日は2人ひと組で背中合わせに座った状態から立ち上がったり、目を閉じて向かい合い、あうんの呼吸で腕を取り合ったりする体遊びから始め、体と心がほぐれたところで「校歌の振り付け」に挑戦した。

 というのも、園部第二小は春に周辺校と統合し校歌も新しくなる。そこで、今の校歌に踊りを付けて、思い出と共に残そうという試みだ。「さあ、みんなで一緒に作っていこう!」

 まずは近藤さんのお手本から。前奏は腕を振って元気よく行進。合間には「ンチャチャ!」と手拍子も入れる。「みわたせば緑映え」と、地域の自然を歌った出だしは、横に腕を伸ばしてス~イスイ。「うつくしい園部」の「うつくしい」では、両手を体の前でくるくる回す。

 何やら面白いことになっていく校歌に思わず体が動いて、気がつけば児童も先生も大歓声で踊りまくっている。「園部」のところはみんなで考えようと近藤さん。見て見てとポーズをとる児童たちに「それいいね!」。手を頭にジャンプ、腕を伸ばして天を仰ぐ。「ジャンプ、ジャンプ、どっぴゃ~!という感じで」

 最後はトゥルルンで腰を回して振り付け完成。総勢200人以上が歌い踊る、圧巻の校歌斉唱になった。「くっつきあって、混ざりあって体を動かすと面白いし、それには今日みたいな、不思議な踊りっていう遊びもおすすめです」。授業の後も、どっぴゃ~!が止まらない体育館だった。

(ライター・安里麻理子 写真家・石野明子)

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★ 授業を終えて ★

 ◆ 野中颯太郎(そうたろう)さん(4年)
 「近藤さんのダンスは笑えるから楽しい!」

 ◆ 小林アオイさん(6年)
 「近藤さんより面白いダンスを考えたくなった!」


 ◆ 近藤さん
 「僕のまねをしてもらったところで授業は終わってしまったけど、みんなで、こんなのどう?それ採用!とか言いながら、発展させてくれるといいな。ダンスって体で遊ぶゲームみたいなものだから」


 【南丹市立園部第二小】
 京都府南丹市、田端孝司校長。全児童238人が授業を受けた。担当は筒井直子、田中久登両先生。

 


★ 近藤良平さんの本・DVD ★

近藤良平という生き方

『近藤良平という生き方』          
[出版社] エンターブレイン
[価 格] 1,944円

からだと心の対話術

『からだと心の対話術』
[出版社] 河出書房新社
[価 格] 1,296円


学校では教えてくれない 人生を変える音楽

『学校では教えてくれない 人生を変える音楽』
共著
[出版社] 河出書房新社
[価 格] 1,296円

魅せるひとの極意

『魅せるひとの極意』
共著
[出版社] ポプラ社
[価 格] 1,296円


DVD「B.L.~Ballad of Lip~」(jealkb×コンドルズ)

DVD「B.L.~Ballad of Lip~」(jealkb×コンドルズ)
[出版社] よしもとアール・アンド・シー
[価 格] 3,240円

 

 

近藤良平 (ダンサー・振付家)

近藤良平 (ダンサー・振付家)


こんどう・りょうへい 1968年生まれ。
ダンスカンパニー「コンドルズ」主宰。舞台やテレビで幅広く活躍。昨秋の国体では開会式式典演技総演出を務めた。
著書に『からだと心の対話術』(河出書房新社)など。

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