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朝日新聞社: 好きな作家が特別授業!オーサービジット2014

 

「歌うと元気が湧いてくる」
 シンガー・ソングライター、新沢としひこさん@一関市立大東小(岩手)


 学校では、6、7月の「今月の歌」に「にじ」を選び、全校集会や朝の会で歌ってきた。その作詞者でシンガー・ソングライターの新沢としひこさんが、音楽室にやって来た!

 「今日はみんなと歌を作るよ。大丈夫、歌はだれにでもできる」と切り出す新沢さん。でも、みんな少し緊張気味だ。そこで、自分の経験を披露した。

 幼稚園のころの話。一人でお風呂につかって、思いついた言葉を鼻歌で歌っていた。それがそのまま今につながっているという。この話で、ぐっと打ち解けた雰囲気に。

 さあ、歌詞づくりに挑戦だ。まずはテーマ。38人全員が一つずつ挙げた言葉から多数決で決める。絞られたのは「大東小学校」。新沢さんが「先にタイトルを作ろう。大東小はどんなところ?」と尋ねる。「笑顔の」「元気な」「あいさついっぱい」など、色んな修飾語が加わる。「みんなが笑顔になるのはどんな時?」には、「うれしい時」「楽しい時」……。だんだん歌詞が決まってきた。

 「うれしいとき/人はえがおになる/たのしいとき/人はえがおになる/今日もえがおが/あふれてる/えがおがいっぱい/大東小学校」。書き出した言葉をつぶやきながら、新沢さんは鼻歌のようにメロディーを考える。時々、ピアノで音を確かめ、黒板の五線譜を埋めていく。その様子に教室の目は釘付けだ。15分ほどで歌ができ上がった。

 ギターを持った新沢さんが一度歌ってみる。次は子どもたちも一緒に歌う。シンプルで覚えやすい。左右にステップを踏み、手拍子を打ちながら歌ってみる。みんな元気が湧いてきた。声がどんどん大きくなり、歌い終わるたびに大拍手!

 「歌っていうのは、こんなふうにできるんだよ」と新沢さん。最後に、みんな一緒に「にじ」を歌って、楽しいひとときを終えた。

(ライター・大平佐知子 写真家・吉永考宏)


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★ 授業を終えて ★

 ◆ 菅原桜さん(1組)
 「みんなで歌詞を作るのが面白かった」

 ◆ 遠藤大誠さん(2組)
 「初めてしっかりとした歌を作れて、楽しかった」


 ◆ 新沢さん
 「最初はシャイだった子どもたちが、どんどん変化してきました。歌を作りながら、その子らしさが出てきて良かったと思います」


 【一関市立大東小】
 岩手県一関市、全校247人、戸田良一校長。授業を受けたのは6年1、2組の38人。担当は畠山由貴子、太田圭両先生。

 


★ 新沢としひこさんの本・CD ★

CDブック 新沢としひこの手あそびクルリンパ!

『CDブック
 新沢としひこの手あそびクルリンパ!』

[出版社] 学研教育みらい
[価 格] 3,240円

新沢としひこのみんなのたいそう

『新沢としひこのみんなのたいそう』
[出版社] すずき出版
[価 格] 1,836円


ハッピーハッピーバースデー

『ハッピーハッピーバースデー』    
[出版社] 金の星社
[価 格] 1,296円

言葉少年

『言葉少年』
[出版社] クレヨンハウス
[価 格] 1,404円


CD「そらとともだち」

CD『そらとともだち』
[出版社] 日本コロムビア
[価 格] 3,024円

 

 

新沢としひこ (シンガー・ソングライター)

新沢としひこ (シンガー・ソングライター)


しんざわ・としひこ 1963年生まれ。
コンサートやCD制作のほか、保育講習会講師としても活躍。
作詞した「にじ」などが保育現場や小学校で人気。『新沢としひこのみんなのたいそう』(すずき出版)など。

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