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朝日新聞社: カジュアル読書~10代から20代向けの本や、著者によるイベントを紹介します。
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リーダー論

リーダー論
高橋 みなみ (AKB48) 著
[出版社] 講談社
[価 格] 800円

 前田敦子のようなセンターにはなれない、とリーダーの道を選んだ総勢300人を超えるアイドルグループの「総監督」が哲学を語る。「メンバーのグチは問題解決のヒント」「悩んでいる子は"答え"より"理解者"を求めている」。スピーチでは「事実を前提に客観的に話し始める」「感情ではなく、その感情を抱いた理由を言う」。まるでビジネス書だ。こんなことを考えている24歳はAKB卒業後、どう生きるのだろう。 (講談社・800円)

姜尚中と読む 夏目漱石

姜尚中と読む 夏目漱石
姜 尚 中 著
[出版社] 岩波ジュニア新書
[価 格] 864円

 漱石を「人生の師」と呼ぶ政治学者が、魅力を語る。「吾輩は猫である」にはユーモアの陰に社会への批判が隠され、漱石の多面性がうかがえる。「三四郎」「それから」「門」では「自分とはなにか」という不安が描かれる。「こころ」では「自由と独立」と「寂しさ」が表裏一体であるという。 (岩波ジュニア新書・864円)

莫言の思想と文学

莫言の思想と文学
莫言 著
林敏潔 編
藤井 省三 ほか訳
[出版社] 東方書店
[価 格] 1,944円

 中国のノーベル賞作家莫言(ばくげん)が「世界と語る講演集」。文化大革命中に小学校を中退、電気もない村の飢餓と孤独の中で少年時代を過ごした。理性を失った人間、暗闇への恐怖。それでも小説家になれたのは闇の中の炎=「希望」があったから。皆が泣いている時に泣かなかった同級生を密告した後悔など、語りの中に少年時代の思い出が光る。 (藤井省三ほか訳、東方書店・1944円)

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