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10代の読書 ブックサーフィン
10代、こんな本に出会った 時代を読む この3冊 キャンパス発 気になる新刊 読書クラブ通信 ひとりごと

 

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キャンパス発 気になる新刊

 

☆ 東北大学生協文系書籍店 小早川美希さん ☆


ゲームウォーズ(上・下)

ゲームウォーズ(上・下)
アーネスト・クライン
[出版社]SB文庫
[価 格]各842円

 画期的な仮想空間の開発者から、ゲームの勝者に膨大な遺産を譲ることが宣言された――。E・クライン『ゲームウォーズ』(池田真紀子訳、SB文庫・上下各842円)は、ゲームに参戦した少年たちを描くSF活劇。80年代カルチャーや日本の特撮ヒーローも登場する仮想空間を舞台に、手に汗握る攻防が繰り広げられます。

だから日本はズレている

だから日本はズレている
古市憲寿
[出版社]新潮選書
[価 格]799円

 古市憲寿『だから日本はズレている』(新潮新書・799円)を一言で言えば、「そこまで言う!?」。クール・ジャパンや憲法改正、働き方といった話題のテーマについて、20代の筆者が新鮮な感性で、「おじさん」たちにズバズバ突っ込んでいきます。読んで感じる納得、疑問、反発。その理由を自分に問うことが、日本の未来を考えることにつながるかもしれません。

お風呂と脳のいい話

お風呂と脳のいい話
茂木健一郎×山崎まゆみ
[出版社]東京書籍
[価 格]1,512円

 日本社会を考えた後は、茂木健一郎×山崎まゆみ『お風呂と脳のいい話』(東京書籍・1512円)で日本文化の深みへ。脳と心のリラックス効果、「鄙(ひな)び」へのこだわり、混浴……。脳科学者と温泉エッセイストが、古代ローマ人にも負けない日本人の温泉愛を縦横に語り合います。

 

☆ 立命館生協ブックセンターふらっと 山西尚子さん ☆


スペードの3

スペードの3
朝井リョウ
[出版社]講談社
[価 格]1,620円

 満たされたい思いと求めても得られない殺風景さが際だつ日常。朝井リョウ『スペードの3』(講談社・1620円)は、小さな驚きを随所にちりばめて、少しミステリアスなタッチで展開していきます。自然や生活の描写、あるいはモノローグを通して描かれる複雑な心情。そのすてきな言葉の使い方に、しみじみ日本語の美しさを感じます。

和菓子のアンソロジー

和菓子のアンソロジー
坂木司
[出版社]光文社文庫
[価 格]712円

 舌に残る記憶には人を幸せにする魔力があります。坂木司リクエスト!『和菓子のアンソロジー』(光文社文庫・712円)は、『和菓子のアン』の著者が、今一番読みたい10人の作家に依頼した競作短編集。ミステリーからSF、怪談まで、食べても食べても、もっと味わいたい魅力にあふれています。

曲がり角のその先に

曲がり角のその先に
村岡花子
[出版社]河出書房新社
[価 格]1,620円

 NHKの朝ドラ『花子とアン』の主人公のモデル村岡花子のエッセー集『曲り角のその先に』(河出書房新社・1620円)。明治の時代は遠く、なかなかリアルにつかめない私たちですが、この本を読んでいると、今と変わらない明るさや軽妙さを感じます。そして、赤毛のアンのように、力強く人生を選び取って行きたいと願うのです。

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