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10代の読書 ブックサーフィン
10代、こんな本に出会った 時代を読む この3冊 キャンパス発 気になる新刊 読書クラブ通信 ひとりごと

 

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キャンパス発 気になる新刊

 

☆ 一橋大学生協西ショップ 秋田智之さん ☆


ビジネスモデル 全史

ビジネスモデル 全史
三谷宏
[出版社]ディスカヴァー・トゥエンティワン
[価 格]3,024円

 70モデル、200社、140人。三谷宏治『ビジネスモデル全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン・3024円)は、古今東西のビジネスの先駆者たちの栄枯盛衰をたどりながら、「ビジネスモデル」という考え方の有効性を探る。新しい価値をどう生み出し、システムをどう変えたか。一つ一つの事例にワクワクします。

地方消滅

地方消滅
増田寛也【編著】
[出版社]中公新書
[価 格]885円

 このままでは、2040年には896の市町村が消えていくかも――。増田寛也編著『地方消滅』(中公新書・886円)は、東京一極集中による人口減がもたらす未来をデータで裏付けた警告の書。矢面に立つのは若い世代。30年後そうならないために、どう社会を変えていくのか? 考えるきっかけにしたい。

論文ゼミナール

論文ゼミナール
佐々木健一
[出版社]東京大学出版会
[価 格]2,484円

 批評と論文、主題とテーマの違いから、主題の見つけ方のヒントまで。佐々木健一『論文ゼミナール』(東京大学出版会・2484円)は、論文を書くことを職人の技やスポーツのようなアート(技術)ととらえて、その作法を丁寧に解説する。卒論を書く大学生向けだが、これから大学に入ろうとする人にも知的な刺激を与えてくれます。

 

☆ 名古屋大学生協南部書籍部 糀元由可さん ☆


鹿の王 上・下

鹿の王 上・下
上橋菜穂子
[出版社]KADOKAWA
[価 格]各1,728円

 動物が媒介する謎の病、新薬の開発と終末ケア、民族の支配と独立……。上橋菜穂子『鹿の王』(KADOKAWA・上下各1728円)は、架空の国と時代のファンタジーなのに、現代の話だと何度も思った。善と悪が闘い、共生する日々の営み。愛する者を守る道を探る主人公たちの姿に、家族や仲間が生きる支えなのだと教えられます。

シャバはつらいよ

シャバはつらいよ
大野更紗
[出版社]ポプラ社
[価 格]1,404円

 大野更紗『シャバはつらいよ』(ポプラ社・1404円)は、原因不明の病を抱えて一人暮らしを始めた著者がつづる難病女子の崖っぷちライフ。時に絶望に陥りながら、周囲とのゆるいつながりの中で生きようと思い、社会は、人間は、変わるかも知れないと考える。つらいシャバでも、シャバが好き。彼女がぶち当たる困難は、すべての人の問題でもあるのです。

哲学の使い方

哲学の使い方
鷲田清一
[出版社]岩波新書
[価 格]864円

 正解を急がず、分からないままに問い続けることこそ大事と説く、鷲田清一『哲学の使い方』(岩波新書・864円)。哲学を身近な技術として使うために始めた「哲学カフェ」の実践は、私たちを取り巻く様々な問題に、どう向き合っていけばよいか、その手がかりをくれます。

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