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朝日新聞社: カジュアル読書~10代から20代向けの本や、著者によるイベントを紹介します。
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キャンパス発 気になる新刊

 

☆ 東京大学生協本郷書籍部 佐藤直子さん ☆


唄めぐり

唄めぐり
石田千著
[出版社] 新潮社
[価 格] 2,484円

 『唄めぐり』(石田千著、新潮社・2484円)は日本全国を訪ね、その地の民謡30曲以上を聞いて回った紀行文。唄が土地の暮らしに深く根付き、大事に歌い継がれてきたことが伝わってきます。熊本の「牛深ハイヤ節」が北前船や捕鯨船などで全国に運ばれ、新潟で「佐渡おけさ」に、徳島では「阿波おどり」になる話も興味深い。人とともに唄もめぐる!

目の見えない人は世界をどう見ているのか

目の見えない人は世界をどう見ているのか
伊藤亜紗著
[出版社] 光文社新書
[価 格] 821円

 富士山といえば、目の見える人は台形=平面を思い浮かべますが、見えない人は円錐(えんすい)=立体なのだとか。『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗著、光文社新書・821円)は福祉論ではなく身体論。見えない人をフラットに見つめ、互いの差異を面白がる視点が新鮮です。目からウロコが落ちますよ。

芸人と俳人

芸人と俳人
又吉直樹×堀本裕樹
[出版社] 集英社
[価 格] 1,404円

 お笑い芸人・又吉直樹さんが俳人・堀本裕樹さんから俳句の講義を受ける『芸人と俳人』(集英社・1404円)。季語など難しいと思われがちな俳句。怖がって構えていた又吉さんも、徐々に俳句との距離を縮め、句会や吟行に参加するまでに! 堀本さんの説明を又吉さんが大喜利などのお笑いに置き換え、理解していくさまもわかりやすく面白いです。

 

☆ 岡山大学生協ブックストア 木田雄也さん ☆


伝え方が9割 2

伝え方が9割 2
佐々木圭一著
[出版社] ダイヤモンド社
[価 格] 1,512円

 「伝え方のレシピ」を公開して大ヒットした前作に続く佐々木圭一著『伝え方が9割 2』(ダイヤモンド社・1512円)。さらに三つの技術と、幼児に靴を履かせる方法などの実践ストーリーも紹介。1を読んでいなくても、冒頭に解説が付いているので安心です。実は書名のネーミングにもそのレシピが使われています。読んで確かめてみてください!

日常に侵入する自己啓発 生き方・手帳術・片づけ

日常に侵入する自己啓発
生き方・手帳術・片づけ

牧野智和著
[出版社] 勁草書房
[価 格] 3,132円

 『日常に侵入する自己啓発 生き方・手帳術・片づけ』(牧野智和著、勁草書房・3132円)は自己啓発の雑誌や本、読者や書き手・作り手を社会学的に考察した研究書。とくに副題の3種を中心に扱っています。私たちの願望を満たし、不安を解消してくれる自己啓発書とは何か、考えさせられます。

リライブ

リライブ
法条遥著
[出版社] ハヤカワ文庫JA
[価 格] 756円

 「前世の記憶を持ったまま何度も転生する盲目の女性が主人公の小説『リライブ』(法条遥著、ハヤカワ文庫JA・756円)。岡山大生協で根強い人気のシリーズ、完結編です。『リライト』が夏、『リビジョン』が秋、『リアクト』が冬、そして本作が春と、シリーズが四季に連動。著者「あとがき」はシリーズの総括にもなっています。

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